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引越必須スキル“内見”の極意。

入居直後のトラブルは避けたいわよね…。

特に引越シーズン明けの5月はトラブルが急増するんだよな。

リフォーム会社にとって、引越シーズンは書き入れ時です!毎年2月から5月のゴールデンウィークあたりまで、連日残業しています(T_T)

さて、リフォーム会社ではどんなやり取りがされているかというと「今日退去で明後日入居?!」といった過酷な施工スケジュールの調整です。
不動産会社の使命は“如何に空室期間を短く、即座に入居を決めるか”ですので、引越の翌日にとりあえずルームクリーニングだけして、クリーニングの翌日に入居させるなんてことはよくあることなんです。

そうすると新入居後の4月から5月にかけて、入居直後のトラブルが急増し、それもリフォーム会社が請け負います。

  • 掃除が甘い!

  • 蛇口から水漏れしてる!

  • エアコンが臭い!

  • 換気扇がうるさい!

などなど…。入居する側からしてみれば、せっかくの新居で嫌な思いをすることはできれば避けたいこと。しかし不動産会社の言い分としては、内見もせず入居を決めた新入居者自身にも過失がある(現況貸しが原則のため)というわけです。

内見の重要性は、入居後のトラブルを少なくすることだけではありません。住んでいれば何かしら住まいにはトラブルが付き物。そんな時にお金を出して直してくれるのが大家さんです。しかし大家さんも経営者ですから、修理にお金は掛けたくありません。何より入居者に過失で物が壊れた場合、費用は入居者が負担する契約ですから、何でも入居者のせいにしたがる大家さんがいるのも事実なんです。

つまり、内見は《大家さんの考え方・資金繰り》を見る絶好のチャンスだとも言えます。

  • リフォーム直後なのに設備が古いまま。

  • 壁紙(床)が部分的にしか貼替されてない。

  • やたら残置物(前の入居者が残していったもの)が多い。

などが見受けられた場合、大家さんのお財布は余裕がない、もしくは入居者のためのお金は最小限という考え方の大家さんだと言えるでしょう。

キッチンや浴室などの設備は、いつ設置されたものか外見からはわかりませんが、エアコンや給湯器はラベルに設置年月日が記載されているのでわかりやすいのでおすすめです。特に給湯器は、交換するとなるとおおよそ15~25万も掛かる高額設備なので、これを定期的に交換しているかいないかで大家さんの心象はかなりみえると言っていいでしょう。

ちなみに我が家の給湯器は2007年設置です(T_T)更に一昨年一度壊れているんですが、部品交換(1万円ちょっと)で済まされてしまいました…。このところ給湯器は品薄で、半年くらい平気で入ってこないので、あの時もっと交換を希望すればよかったと後悔しています…まあ、諸々ケチな大家さんなので「自己負担ならいいよ」とでも言い出しかねませんが…。


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