設計者における、建築士的スキルと建築家的スキル

昨日、以前より制作を進めていた、中山英之さんが会場構成を手掛けたモネ展の記事を公開しました。こちらでは、中山さんの解説を収録しているのですが、そのコンセプトと語り口が素晴らしいので、皆さんにもぜひ見ていただきたいです。

https://architecturephoto.net/116969/

こちらの解説の文字起こしをしていて、色々と思いが廻りました。建築をつくるということは、クライアントがいて予算があって、社会状況があってという、非常に制約の多い創作活動であると言えます。そして毎日が膨大な決断の連続で、そして何より人(職人さん)に作ってもらう、という特殊性を持ったものだと思います。

そのような状況の中で、ものを作っていく際に必要となるのが、物事の決定の根拠だと思います。そして建築には唯一の答えというものはありません。ですので、その根拠となるのは、ここで中山さんが語ったような、説得力があり強力なストーリーなのではないか。と思いました。

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