建築プロジェクトに意味を重ねて、次につなげる方法

先日、アーキディヴィジョンさんの内覧会に伺ったことはこちらにも投稿しましたが、今回のクローズドなエッセイではちょっと異なる視点で、そこで感じたことを綴ってみたいと思います。

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また、ここで書くことは、僕自身の解釈と視点であり、ご紹介する建築家がそのように考えていたという事ではありません。
その振る舞いから、こんな可能性があり得るのではと私が思ったことを共有したい感じです。

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さて、アーキディヴィジョンさんの港区の内装ですが、現地でお話を聞いたのですが、最初の依頼は、賃貸オフィスに設置する為のL型テーブルのデザイン依頼だったのだそうです。

その最初の打ち合わせの際に、実際には既存の内装に納得がいっていないという施主側の隠れた要望をアーキディヴィジョンのお二人が察知し、提案として、実際に完成したようなテーブルだけではなく、内装全体のような提案そしてそれが受け入れられ、実現に至ったのだそうです(打合せプロセスを伺っていないので端折ってしまっていると思いますが、、。すいません)。

そして、もう一つのポイントは、今回賃貸物件であり、内装の解体が出来なかったそうで、その設計は内装ではなく、限りなく内装に近い家具だという事です。

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