地方のラーメン店と、都会のラーメン店の違いを設計事務所に当てはめる

ふと思い出したので書き始めるのですが、ぼくは大学時代を京都で過ごしました。2000年前後の頃の話です。その頃からラーメンというジャンルがにわかに注目され始め、全国的にムーブメントが広がっていったような気がしています(ラーメンに詳しくなく感覚で書いてすいません)。

京都は、いわずもがな学生の街でもあり、学生が好むのもと言えばジャンクな食べ物で、そのひとつがラーメンだったということだと思うのですが、市内に無数のラーメン店が存在していました。特にぼくの通う大学の近くには一乗寺というエリアがあり、そこは京都市内随一のラーメン激戦区だったのです。

静岡から出てきて下宿生活になったこともあり、自由に食事を決められるようになり、もう色々なラーメン店に通いました。笑
今では全国的に有名になったお店もありますし、多種多様なお店が既にあり、今現在はその出店数もさらに加速されていると聞きます。

ぼくがラーメンを知ったのは、この京都だったのですが、その後東京を経て、地元に戻って暮らし始めるのですが、その生活スタイルの変化についての驚きは色々とありましたが、そのひとつは、ラーメン店のメニュー構成でした。

具体的に書いてみると、静岡のラーメン店では、多くの店で「しょうゆ」「みそ」「しお」「とんこつ」のスープの種類が選べるんです。これが驚きでした。京都時代に通っていたラーメン店では、スープはその店の看板であり、ほとんどのお店で、一つの味に集約されて提供されていたからです。(もちろん、どちらにも例外はありますが傾向として)

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