色々な団体を見る理由は、好きだからである

「色々な団体を見ていて素晴らしいですよね。」

私は時たま、人からこう言われることがある。

確かに、ローカルインディー等を除けば、行ったことの無い団体の方が少ないと私は思う。

でも、そのような言葉に、どこか引っかかりがある…。
色々見るようになったのも、私なりにキッカケがあるからだ。


別に、素晴らしいと言われる為に沢山見ている訳では無い

結論から言うと、私が沢山見るようになったのは「特徴の異なる様々な団体を見るのが楽しい」からである。

別に、他人から素晴らしいと言われたいが為にそうしている訳ではないし、見栄で続けるにしたって、いずれ限界は来る。

色々見ている事で、団体を超えた過去の様々な因縁や系譜を、起きた事象と結びつけて見れるようになる面白さはある。
ただ、プロレスファンを続ける上で『色々な団体を見ること』は必修科目ではない。

プロレスファンとして生きていく中で実感したことだが、そもそも、色々な団体を見ている人の方が少ない。
ただ、少ないからと言って、その人達に優位性のようなものが担保される訳では決してないので、面と向かって色々な団体を見るよう言ってくる人はマウントを取りたいだけだと思います(よせ)。


箱推しの方が凄い

私は、2019年頃からプロレスリング・ノアを追うようになり、プロレスファン歴で初めて【箱推し】と言える団体が出来た。

【箱推し】を経験して実感したことだが、個人的に、色々見るよりも【箱推し】の方が凄いと思う。

私個人の見解になるが、色々見るようになると、その団体を見なくなる判断がドライになってしまう。

【箱推し】の人達は、団体が苦しい時でも面白さを伝え、盛り上げようと動く。
そして、団体内で起こるストーリーや因縁に詳しいのは【箱推し】の人達だし、歴史の目撃者と言える。

色々見るようになると、逆にそこまでの熱量を持てなくなる感覚が私にはある。

だから、【箱推し】の人達は凄いと心から思うのだ。


年々、見に行く団体は減っている

私自身、色々見に行くと思われていても、年々見に行く団体は減っている実感があるし、『もう見に行かない』と決めたような団体もある。

年数を重ねるに連れ、色々な団体を見に行くチャレンジは減り、過去の経験から面白いと思った団体に行くようになった。
故に、行く団体は固まってしまう。

結局の所、色々見ているのだとしても、厳選する傾向に歯止めは効かない感覚がある。

今のところ、コロナ前の2019年が、私の中で色々な団体を本心で楽しめた最後の年かもしれない。


まとめ

色々な団体を見に行く事は、別に偉い事ではない。

私の場合、楽しいから行っているのであって、もしも誰かにマウントを取るとか、真のプロレスファンを名乗る為にやっているのなら、遅かれ早かれ限界が訪れていたであろう。

「この団体に興味が湧いてきた」など、自然と訪れたタイミングこそが、その人にとって他の団体を見に行く契機なのだと、私は思います…。

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