乱入ってテロ報道と同じ扱いだよね、という話について

はじめに

こんにちは、こんばんは、おはようございます、おやすみなさい。
レンブラントと申します🙇

私は主にプロレスとかが好きで、生観戦しているアカウントになるのですが、最近こんなことがありました…。



先日、プロレスリング・ノアの興行を見に行った時の事です。
(2023.4.29後楽園ホール大会)

オープニングから素晴らしい試合が続き、凄く良い雰囲気の中で行われた内容は、陳腐な表現になりますが、私の中では2023年の神興行だったと本気で言える大会でした。


ただ、そうした素晴らしい大会の中で、センセーショナルな話題をもたらしてしまった事案が起きてしまいました。


それは、大会が後半に差し掛かる第5試合のこと…。

プロレスリング・ノアでライバル関係にある、拳王と清宮海斗が6人タッグマッチで対戦した時のことでした。


試合開始前、女性客がリング上に乱入してしまい、スタッフから追い出されるという事件がありました。
幸い、ケガ人が出なかった事は救いでしたが、この影響を受けてか、当日に動画配信サービスで見逃し配信される予定だった大会も、編集作業の影響で約2日ほど配信が遅れるという異例のアナウンスがなされました。


そして、この件で色々な意見を見かけました。
当日、ABEMA中継とのリンクから、視聴者がツイートした動画投稿により、乱入の模様がすぐさま拡散…。

「セキュリティが甘い」という運営に対する批判もあれば、「酒に酔ってたんじゃないか?」といった、乱入者を擁護する意見もありましたし、本当に色々な意見が飛び交いました。

ただ、そういう経緯だとか、やった人の年齢や性別だとかに対して、私は特段興味を感じていません。
何故ならば、誤解を恐れず言うと、彼女はある種のテロリストだと思っているので。


どこでも起こりうる可能性のある話

タイトルの通り、別にNOAHに限らず、どこの団体でも起こりうる、怖い話だと私は感じたんです。
団体の対応が云々という意見もありますが、見ず知らず乱入者を制する事の出来るスタッフや若手選手のような行動を咄嗟でも取れる人って、果たしてどれくらいいるのだろうかと考えさせられたんですよね…。


「一般人が乱入するという可能性なんてない」と思えるくらい平和な環境が築かれていた中で、今回のような件が出てしまうと正直怖いというのが本音です。

会場における安全や平和を脅かし、試合観戦以外で最悪のケースが過ってしまうような事案だったのは確か。

ただ、今後会場で手荷物検査をしたとて、乱入される可能性は0ではない。
そういうところまで不安を顕在化させてしまった今回の一件は、実に罪深いと私は感じてしまうのです。


テロ報道と同じスタンス

昨今で言いますと、2022年に安倍晋三元首相が演説中に銃撃されたり、2023年には岸田文雄首相が演説中に襲撃にあったり、物騒な事件が日本で起きました。

何故いきなりプロレスから政治の話に飛躍したかと言いますと、事件を通じて、テロ報道に関する疑義を幾つか見かけたからです。


テロリストを擁護する論調とか、詳細の報道が出る事とかは、模倣犯が出るキッカケを生む。

これは、本件の乱入においても言える事ではないか、と私は考えるのです。
肯定してしまえば、乱入者に与する事にも繋がりかねないんじゃないか、と。


その点で考えると、今現在までプロレスリング・ノア並びにサイバーファイトの対応は素晴らしいと思います。
配信サービスで当該箇所のカットを実施した際も、生配信中に見逃し視聴機能を停止した上で、理由等は特段アナウンスせずに粛々と対応。


公式から直接事件に触れることはなく、敢えて乱入者の行動を"無視"したことは、上記のニュースリンクに出たようなガイドラインに近い対応。
支持や模倣を生むような意見にも、エサ一つ与えない素晴らしい対応だと私は感じました。

所属選手が本件に言及した様子も見かけていないので、敢えて事態を取り上げず、"報酬"を相手に与えない事も一つの対応策なのだと、私は思わず膝を打ちたくなってしまいました。


なので、「2度としませんだけじゃダメですか?」みたいな、本件の乱入者を何かしらの形で擁護してしまう、極一部の意見や風潮に対して、私はどこか言い表せぬ違和感を覚えてしまうのです。

そりゃあ、失敗したらやり直す社会は大事かもしれないですけれど、仮に選手や関係者に危害が加えられていたならば、「同じこと言えるのかな?」って。
そうなったら手遅れな訳で、私には例の女性客を擁護なんてとても出来ないのです。


まとめ

何となく感情に任せながら書いた今回の記事ですが、一番は、「本当に4.29後楽園ホール大会は素晴らしかった!」という事を書きたかったのです。

乱入沙汰があった直後、来日して1ヶ月も経っていないショーン・レガシーが、異国の地で観客席を煽って試合に向けたスイッチを入れ直してくれたり、拳王と清宮がリング中央で睨み合って雰囲気を引き戻したり、事件後も盛り上がりが途切れる事はありませんでした。


他の試合も、本当に素晴らしい内容でした。
だからこそ、あの乱入で良い内容が全て持って行かれてしまったことへの憤りと失望は大きいのです。


酷い事案が一発入るだけで、良かったことが何もかも駆逐される。
それを軽く「寛大な措置で~」と言われてしまうのは、お金を払って観に行った1人としては許しがたいものがありますし、第二の彼女を生み出してしまうんだろうという懸念が、今の私には強くあります。


とはいえ、2年連続で4.29のNOAHは散々な目に遭っているので、こりゃもうお祓いするしかないかな…
(´;ω;`)ウゥゥ


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