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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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#WRESTLEUNIVERSE

『WRESTLE MAGIC』を生観戦した感想を振り返る

はじめに 2023年秋~冬にseason1(全5大会)、2024年4月にseason2(全4大会)が開催された、プロレスリング・ノアの『MONDAY MAGIC』。 「NOAHの熱い戦いを連続ドラマのように多くのプロレスファンの皆様に楽しんでいただく」というコンセプトの下、月曜夜に開催された同ブランドでは基本的に全カードが当日発表。 参戦選手や試合数、試合形式すらも殆ど分からない中で行われる実験的な大会だったが、結果的に全9大会が満員。season1初回を除けば前売段階

DO YOU WANNA DANCE WITH ME?~2024.4.11『拳王vs清宮海斗』~

はじめに 2010年代後半から、プロレスリング・ノアの看板カードに定着したライバル関係がある。 それは、『拳王vs清宮海斗』だ。 2019年11月の両国国技館メイン、日本武道館でもタイトルマッチが複数回組まれるなど、近年はビッグマッチでの対戦が多い両者の一戦は、これまでに11回実現した。 戦績では7勝4敗で拳王が勝ち越しているものの、直近2試合はGHCヘビー級王座戦で清宮が連勝中。 過去にGHCヘビー級王座戦5回、GHCナショナル王座戦2回と度々タイトルと団体の舵を

Still Changing~2024.1.21『Good Looking Guys vs 清宮軍』~

はじめに2024.1.2、東京・有明アリーナ メインイベントの『丸藤正道vs飯伏幸太』が終わり、どこか重苦しく淀んだ空気が場内に立ち込める中、リング上に現れたのはジェイク・リーと清宮海斗だった。 怒気を孕んだジェイクの声が場内に響き渡った瞬間、会場は大歓声に包まれる。 その歓声は「よくぞ指摘してくれた」という、観衆からのジェイクに対する敬意を感じ取れるものだった。 続く清宮もジェイクからバトンを受ける形でマイクを握ると、有明アリーナにはメイン前までのような歓声が戻っ

3週連続で推しのタイトルマッチを観戦してきた

はじめに自分の好きな選手が、ベルトが賭けられた舞台に立つ…。 私自身、2015年にプロレスを好きになって以降、そうしたシチュエーションに巡り合う機会は決して多くはなかった。 どんなにタイトルに恵まれている実力者であっても、年1回、その舞台が生で見られれば御の字。 比較的毎日のように興行が開催されている関東圏内に住んでいても、そのような実感がある。 先日、私の好きな選手がタイトルマッチに絡む機会があった。 それも、3週間連続で。 その選手の名は、高梨将弘(DDTプロレ

私が知らないあなた~対抗戦で表出する、新たなる魅力と可能性について~

はじめに~今の対抗戦に通ずる『スマブラ』・『対バン』的要素~私は、『対抗戦』というものが(どちらかというと)苦手なタチだ。 古くは『新日本プロレスvsUインター』など、今でも伝説に残る対抗戦はあるけれど、今は求められるものが変わったように思う。 殺伐さやギスギスした情念とかではなく、今は『大乱闘スマッシュブラザーズ』的なクロスオーバー的な要素が高まっている、とでも言いましょうか。 2022年1月に行われた『新日本プロレスvsプロレスリング・ノア』なんかは、その最たる例かも