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変態プロレス放談

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しがない変態プロレスファンが、プロレスを中心に気付いたこと・感じたことを徒然なるままに書いてみました。 ひとつよしなに…!🙇🙇🙇
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2024年3月の記事一覧

約束~2024.3.30『中嶋勝彦vs安齊勇馬』~

はじめに「あの三冠戦は何なんだあ!!!あれをどう思う!?」 2024.3.30、東京都大田区。 プロレス観戦終わりに偶然遭遇した年長の知人に会うや否や、肩をゆすられて、いきなりこう言われた。 咄嗟に「これは一緒に飲みに行かないといけないな…!」と察した私は、知人に提案する形で、蒲田駅近くにある中華料理屋まで移動する事にした。 会場から店までの移動中に交わした知人との話は、この日の全日本プロレス大田区総合体育館大会で組まれたメインイベント・『中嶋勝彦vs安齊勇馬』で占め

『MONDAY MAGIC』season1を全部生観戦した感想を振り返る

はじめに他の人に向けて、自分のオススメの何かを提示するタイミングが訪れた時に、私自身気を付けている事がある。 「自分の好きな団体や選手であっても、相手の好みによっては薦めない選択肢を取る」という事だ。 例え、自分の好きなもの・オススメしたいものがあったとしても、相手の好みとマッチングするものでなければ一方的な押しつけになってしまうし、何より続かないと私は考えている。 個人的な理想形としては「プロレスコンシェルジュになりたい」という表現が適切だろうか? 仮にもし「色々知り

○○ニキと言われたい願望と、その理由について

はじめに2020年春に訪れた新型コロナウイルス禍。 当時、春以降に予定されていた数多くのイベントやエンターテインメントが中止や延期に追い込まれ、外出を自粛する風潮が強まった。 私の好きなプロレスも例外ではなく、ほぼ毎週のように足を運んでいたプロレス会場に3~4ヵ月行けなかったし、その間はテレビの無観客配信やプロレス以外の事(自炊や音楽鑑賞etc)で心の飢えを凌いでいた。 今振り返ってみても辛く苦しい時期ではあったけれど、個人的にコロナ禍で唯一良かったと感じている事がある

拍手を褒められて救われた話

はじめに「わあ、大きい拍手してくれてる!」 先日、市ヶ谷にある小さな会場でプロレス観戦をしていた時に、ある選手の方から直接言われた言葉だ。 私は声をかけられた時、驚きを隠せずにいた。 個人的に、会場で拍手は出してナンボのもので、ある種当然の事だと思っていたから。 大会後、懇親会のようなものに参加させていただく機会があり、その選手の方とお話する機会もあったのだけど、「凄く大きい拍手をしてくれるのが嬉しかった」と改めて言われた。 そんな風に言われる事なんて、多分初めての

squeeze~2024.2.28『拳王&大和田侑vs清宮海斗&大岩陵平』~

はじめに先日、私がプロレスを観戦しに行った時に、カメラで撮影した1枚がある。 SNSで観戦時の写真を投稿すべく選定していた時に、この写真を見つけた。 そして、写真を見た時に、ふと『スクイズ』という言葉が頭に浮かんできた。 スクイズという単語を調べてみると、このような意味が出てくる。 「スクイズ」という言葉が私の脳内に浮かんできたのは理由があった。 以前、タッグマッチなどでコーナーに控えている選手が、相手の首や関節を絞り上げているパートナーの選手に対して「スクイーズ!」

壁破壊の件で考えさせられた個人的感想について

はじめに自分の目で確かめないと、分からないことがある。 現地にいないと感じ取れない空気や匂いがある。 新型コロナウイルス禍が訪れた2020年春以降、私の好きなプロレス界では動画配信の流れが加速していき、現地にいなくてもリアルタイムで試合を見たり、感想を共有できるようになった感覚がより一層強まった。 正直な話「配信があるから、別に無理して現地に行かなくてもいいや」と思うことも増えたけれど、それでも現地に足が赴いてしまうのは、肌感覚で伝わってくるライブならではの雰囲気や興