私も普通の女の子 11

こんばんは。remamiと申します。

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第二章 〜8.予言?〜

着信 ゆい

ゆい お父さんにいつ報告する?

エリナ  次の休みにでも行こうかな。

ゆい 私も一緒行く!

エリナ わかったー!!

お父さんを前に固まるけい君とゆいの彼氏。

早く言ってよー。

エリナ お母さんも行こう。

事情を知ってる母はニコニコしながら座り、どっちが言うかな?と見ていました。

セッカチな私は、雰囲気にも耐えれず。

エリナ お父さん!孫増えます。

お父さん おーそうか。

エリナ うん。2人。

お父さん 双子か?

エリナ 違うけど、双子みたいなもん。

お父さん どう言う事や?・・・まさか!!

勢いよくゆいの方を見る。笑うことしか出来ないゆい。

お父さん!!娘さんを僕にください!!

お父さん 何ぃぃぃ?お前にはやらん!順番守れって言ったはず!

エリナ 私も守って無いけどね。

お父さん 仕方ないじゃんか。子どもできたんだから。

エリナ ゆいも同じじゃん。

ニコニコ笑う私を見て、ため息を吐くお父さん。

お父さん お前には敵わんな。

エリナ だってー!!おめでとー!!

この日は遅くまで飲み明かしていました。

ゆい、おめでとう!
姉妹同時に妊娠って笑えるね。
これからは、同級生の親としてよろしくね。

2度目の妊娠も吐き気など体調が悪くなる悪阻はありませんでした。
ただ、異常なまでの眠気。
長男が起きていても起きる事が出来ない時も。

エリナ けい君。今以上に節約しないといけない。

けい君 頑張るしか無いね。仕事定時でも無いから、掛け持ちも出来ないし。お金の管理はエリナに任せてるし

エリナ また実家に戻る?

けい君 戻ってどうにかなるなら、そうしよう。

エリナ そんな。せっかく実家出たのに。

けい君 仕方ないじゃん。生活できんなら戻るしか。

仕方ないのかな。何とかするよって言って欲しかったな。
戻ってもいいかな。

私が働ける様になるまで、戻ってもいい?

そんな遠慮せんでも、居たいだけいなさい。

ありがとう。またお世話になります。

2度目の引っ越しも終わり、長男転落防止の柵をお父さんが作ってくれました。

長男妊娠中にけい君が作ってくれたベビーベットも出して準備万端!!

けい君 ゆう君から連絡あったよ。

エリナ え?けい君に?

けい君 うん。こっちまで出てくるから会いましょうって

エリナ そうなんだ。

けい君 エリナと長男も。

なぜか急に4人でボーリングへ行く事になりました。
私は妊娠中なので見てるだけ。

ゆう君 久しぶり。元気?エリナの代わりに卒業してきたよ

エリナ 久しぶり!そりゃどうも。何で私じゃなくけい君に連絡したの?

ゆう君 まっ!いいじゃん。

待ってるだけは退屈で、長男と遊んだり近くをウロウロしたりと、何も出来ない時間が過ぎて行きました。

けい君がトイレとタバコ吸いに行った時、
ゆう君に元気そうで良かった。
また喧嘩になるといけないから連絡しなかった。
幸せそうな姿見れて安心した。
長男に俺の写真見せて覚えさせといてと言われました。

不思議な1日でした。

実家に帰ってから長男は、除去食は続いているもののアレルギー症状が出る事もなく、数値を先に見た先生から本当にこの子のカルテ?と驚かれる程の見た目になっていました。

昼間散歩に行ったり、目を離してる隙にトイレの水を流しまくったり、元気いっぱいで私がヘトヘトになる日々。

着信 まこ

エリナ まこー?久しぶりだねぇ!

まこ 久しぶり!今から会える?

エリナ うん。実家戻ってきた。

まこ そうなんだ。とりあえず行くね。

久しぶりの連絡でした。
まこにも長男と1歳違いで子どもが産まれて、お互いママになって会うのは初めてでした。

まこ エリナ。驚かないで聞いて。私離婚した。

エリナ え?驚かない方が怖いでしょ。

連絡取って無い間、お互い色々あったね。
何ですぐ言わないの!お互い様でしょ!

子どもの年齢も近いしまた頻繁に会う様になりました。

私がもうすぐ臨月だから出先で何かあった時すぐ連絡できる様にと、けい君とまこは連絡先を交換していました。

今日もいつもの様に外遊び、お昼ご飯を食べてお昼寝、オヤツを食べてまた外遊び、お風呂入ろう!!

お風呂に入り、少なめに溜めた湯船で遊んでる間に、自分も済ませ上がる。
洋服を着せて頭を拭いてると、長男は笑顔でお腹を指差してきました。

エリナ 大きくなったね。

長男 ちゃう!
そう言って覗きこむ様にお腹を見て、自分のお腹を摩ってました。

エリナ お腹痛い?

首を横に振る長男。

エリナ ん?何だろう。もしかして産まれる?

ニコニコしてお腹を摩りながら、大きく頷きました。
まさか!!怖い。一瞬にして鳥肌が。。

夜ご飯を食べて、長男就寝。
扇風機をつけていた為お腹が冷えてきたのか、僅かな腹痛を感じ布団を掛け直し横になっていると、いつの間にか一緒に寝ていました。

夜11時、物凄い腹痛で目が覚めゆっくり階段を降りて、トイレへ。

え?これはおしるし?

この時すでに3分間隔。
急いで病院に電話をし、けい君と共に病院へ。

すぐ着替えて!分娩室行くよ!

出産時間2時間。
陣痛が始まってから産まれるまでの時間を出産時間という。

陣痛気づかなかったの?

長男寝かしつけてて。。
半笑いで答える私を見て、幸せな産み方だね!
この調子で3人目!!と言われてる時に、着替え終わったけい君登場。

もう産まれてるよ。

けい君 22歳
エリナ 20歳

男の子2人のお父さんとお母さんになりました。


2868g
ビックリするくらいの安産でした。


続く。。。


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