私も普通の女の子 15

こんばんは。remamiと申します。

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第三章 〜4.別れ・悲しみ〜

けい君の新しいお仕事は順調で、定期的に来る波があるな。と思い始めていました。

そんなある日、ふー君と喧嘩したとゆいが帰って来ました。
珍しいこともあるんだなーと呑気に思っていましたが、けい君の帰りは、また少しずつ遅くなって行きました。

ゆい エリナには悪いけど、けい君まことの事もあるし、私信用できない。

エリナ そうだよね。だけどあれから変わったよ?

聞きたくない。聞きたくない。もう思い出したくない。
ゆいの気持ちもわかるけど、今を壊したくない。

次第に、けい君とゆいは衝突する様になりました。

けい君いるのに、エリナはいつまでお母さんに迷惑かけてるの?私平然と此処にけい君いるのが許せない。

私もイライラする事が増えていたと思います。
けい君にぶつけてしまう事もあり、もう耐えられない。
再び自分の感情が整理できなくなってしまいました。

けい君 俺のせいでごめん。しばらくうちの実家に行こう。

けい君の実家で、お世話になる事が決まりました。
必要最低限の荷物だけを持って。
初めは慣れない生活に戸惑いましたが、段々と慣れてきた頃。

けい君はまた、1人で出かける事が増えて来ました。

けい君のお母さんから、けい君は頻繁に仕事帰り来ていたことを聞きました。
そっちの実家だから、やっぱり気を使うんだよ。そう思って私も何も言わなかったけど。
家でたら?そしたら私も行きやすいし。
そっちの親ばっかに懐いて、私たちには全然だし。
一丁前に口聞くけど何も知らん若造がって私は思う。

誰の事言ってるんだろう。けい君と話してみよう。

エリナ けい君。引っ越そうか。

けい君 どこに?前にも言ったけど生活できるならいいんじゃない?

エリナ 無理かな?

けい君 エリナに任せてるから。俺はわからん。

そうだよね。
正直、実家にいるのに赤字でした。
どう考えても家賃分でないのが現状。
相変わらず帰りの遅いけい君。1人で県外に行く事も。
再び募る不安。どうする事も出来ませんでした。

そんな時、ゆいからの連絡。
仲直りをし戻っておいでと言われていましたが、嫌がるけい君。暇つぶしにとゆいからSNSのお誘いがありました。

何これ?早速登録をしてみました。

エリナ?久しぶりーと同級生からの連絡、使い方もわからず登録しただけで終わっていました。
けい君と喧嘩をするまでは。

些細な事で喧嘩をしすれ違いに、行き場のない私はけい君の実家に居るのも気まずくなり、自分の実家に帰りたい。
そんな気持ちになっていました。

何気なく開いたSNS。

ゆう君いるかな?

気付けばゆう君を探していました。
SNS上にゆう君を見つけ思わずメッセージを送ってしまいました。

送信
 ゆう君!久しぶり!エリナだよ!元気?久々話したいな。

返事は来ませんでした。来るわけないかぁと諦めた時。

受信1件 ゆう君様からのメッセージ
本文
 久しぶり!番号教えて。

送信
 番号?

受信1件 ゆう君
本文
 うん。そっちの。かけるから。電話。

番号を教えると、すぐにかかって来ました。

国際電話?
疑問に思いながら出ると。

ゆう君 よーほえぇ星人。元気してた?

エリナ どんな星人よ。高校の時流行ってたの。

ゆう君 エリナ 以外の人が言ってるの聞いた事ない。

エリナ そう?何で国際電話?

ゆう君 俺今留学中。なんか懐かしいな。

エリナ そうだね。

ゆう君 近々日本戻るから、その時高校のメンバーで集まろ
    う!!

エリナ いいねー!あーでも行けるかな。

ゆう君 けい君か?

エリナ 子どもいるし。

ゆう君 預けたら?けい君か親御さんに。

エリナ 相談してみる。

ゆう君 こっちで計画するから。決まったら連絡してもらう

エリナ わかった。電話ありがとね。

ゆう君 元気そうで何より。じゃーね。

けい君に高校のメンバーで集まる事。
ゆう君も来ると伝えると、
たまにはいいんじゃない?行っておいで。エリナ最近誰とも会って無かったし。子どもたちの面倒はお母さんに頼んでとの事でした。

けい君の帰りも遅く、ほとんど1人でけい君の実家で過ごしてた事もあり、私と子どもたちの3人で自分の実家に戻る事にしました。

ゆいは、県外に引っ越そうと言うふー君に苛立って八つ当たりをしてしまった。と話してくれました。

海外にいるゆう君と県外にいる高校の友達が、同時期に帰って来るから、1時間程子どもたちを見ていて欲しいとお願いすると、けい君知ってるならいいよ。快く引き受けてくれました。

約束の日。
久しぶりに会う3人。懐かしー!!元気?
たわいも無い話をして帰る。

また集まろう。
うん!絶対だよ

家に帰るとけい君の車。
どうしたんだろう。。泣いてる子どもたちの声。
珍しく起きたんだ。

ただいま。起きちゃったの?
ごめんね。ママお出かけしてた。

2人を寝かし、ありがとう。ごめんね。

けい君 子ども置いて男と会って。育児放棄してんなよ。

エリナ え?言ったじゃん。行っておいでって言ったよね?

けい君 子どもと男どっちが大事なん?子ども置いて行かんだろ。

怒りの治らないけい君。
ゆう君に電話をし、2度と会うな。迷惑。

途中携帯を取り、ごめん。本当ごめん。
そう言って切る。

お前さぁ、何でそいつ庇う?
違うでしょ?私たちの事に、ゆう君関係ないじゃん。

その後ゆう君からは、いちいち怒鳴られてこっちも迷惑。
元気で。幸せになれよ。エリナの為と思ったけど、逆効果だったね。ごめん。と言うメールが来ました。

返す言葉もありませんでした。
ゆう君が連絡先を知ってる事に納得いかないというけい君の思いもあり、携帯を新規で買い直しました。

この時教えたのは、限られた人のみ。

けい君ごめん。そんなに怒らないで。

嫌なら嫌って言ってよ。
いいよって言ったよね?何で平気で傷つけるような事するの。わからない。だけど私がいけないの。
気付いてあげられなかった。結果みんなを傷つけた。
ごめんなさい。

けい君は私がいつ育児放棄をするかわからないからと、戻って来ました。

理由が何であれ、けい君帰って来た。良かった。

けい君 エリナ?職場の人まこちゃんに紹介しようと思うんだけど。

エリナ 何で?

けい君 紹介してって言われたから。

エリナ 連絡とってないよ。

けい君 聞いといて。

エリナ 自分で聞いたら?

連絡先消したからと言われ、私の携帯から連絡をしていました。
まこは嬉しそうで、すぐに日程も決まり会う事に。

お互い好印象で連絡先を交換し、私的には終わりでした。
何度か一緒に遊びに行く事になり、けい君は楽しそうにしていました。
凝りもせず、まこはけい君の隣。

その日の帰り、子どもたちを乗せ荷物を置いたまこは、後部座席のドアを閉めけい君の助手席に乗り、

じゃーねエリナ。
送ってもらえば?その人に。お似合いだよ。

はぁ。相手にするのも疲れて来た。

まことけい君の職場の人は何度かうちにも来ましたが、まこの発言に笑うけい君。
けい君。人バカにするような人がそんなにいいなら。
まこのとこにでもいけばいい。

本気でした。
けい君は怒っていましたが、しばらくすると反省したのか気をつけるから。
そう言ってくれました。

長男4歳・次男2歳半

保育園の入所が決まり、生活は一変しました。

私は仕事を探し始めるも中々決まらず。
その理由も、その年でこの子どもの年齢?
保育園とか行かせないで自分で面倒みた方がいいんじゃない?
子どもさん風邪ひいたら、人の2倍休むんでしょ?

現実は厳しいな。仕事見つかるかな。
何回面接に行ったかわからない。
此処受けてダメだったら、探すの一旦止めよう。
そう思って最後の面接へ

いつからこれる?
相当断られたんじゃない?
うちも若くで産んで仕事探すの大変だったから。

ありがとうございます!!

やっと決まったー!仕事決まるのに半年。
保育園の送迎と仕事の為に中古で車を買い、行動も自由になりました。
仕事にも少しずつ慣れて来た頃。

けい君 ただいま。仕事辞めて来た。

エリナ は?辞めたって何?

けい君 誘われてさ。迷ったけど、行く事にした。

エリナ なんで何も相談してくれないの?

けい君 俺が働くとこだし関係ないよね?

何回目?休みを取る事なく、次の仕事に行きました。

子どもたちが保育園に通い始めてもうすぐ1年。
年長さんに年少さん保育園にも慣れ、朝もグズらず行くようになっていました。
常に何か起こってる気がする。

入所直前、長男は入院するし入所してからは、アナキラフィシーショックを起こすし。
聞いた事もないウイルスにかかるし。

やっと日常が戻って来たーと思ったら、けい君仕事変わるし、これ以上もう何も起こらないでー。

出勤時間が遅くなったけい君が、朝保育園に送って行くようになりました。
何かにつけて自分は保育園に送ってる。

仕事何時に終わる?
わからない。
最近、遅いね。

携帯が鳴れば出て行く。
不信感を持ってしまう行動が増えていました。

私疲れてるんだ。仕事の疲れかな。一気に生活変わったから不安に思うだけ。けい君のせいじゃない。

しっかり者の長男無事卒園。
泣き虫だった次男はすっかりお兄ちゃんになり年中へ。

長男1年生になり、子どもの成長の速さを実感する。
この時けい君とは話す事も少なくなっていました。

次男を保育園に迎えに行くと、旦那さん若いよねー。
いつも◯◯で見かけるけど何してるの?

え?本当にうちの旦那ですか?

目撃証言を聞く様になり、毎日仕事と言って遊びに行ってる事が発覚しました。

朝も自分の仕事ギリギリまで起きなくなり、保育園に送る事はなくなりました。
それどころか朝帰り。毎日帰宅は3時か4時。
休日は、起きてこないか仕事か。
日曜休みは少なく、平日のお休みはいつかもわからず。
給料も正確な金額を知らず。
人伝にそんな少ない金額渡してないと言われました。

待って。え?もう信じられない。
この時私は別居を決断しました。
けい君は自分のお金と言い、現金全てを持って行きました。

悔しくて、居た堪れなくて、恥ずかしさに情けなさ。
近くで支えてくれた皆にも申し訳なくて。
私が信じていたのは何だったんだろう。

別居?正確に言えば追い出しました。
許せなかったんです。

俺は、結婚した時から後悔してた。
俺の子かもわからんのに、今まで我慢してた。
子どもたちも可愛いと思えない・思った事ない。
負担でしかない。

出て行って。もう顔も見たくない。

3ヶ月様子を見ました。
遊び呆けるけい君の姿を何度か見かけました。
こちらの問いかけには、一切応じず。
3ヶ月の間に人はこれ程までに変わるのか。

それともこれがこの人の真の姿?

見てられませんでした。
何度か話し合いをしましたが、無駄でした。

結婚生活6年間お疲れ様でした。
ありがとうございました。


続く。。。


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