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「冬の花」宮本浩次 1st single レビュー

「冬の花」 2019年(平成31年)2月12日配信リリース

みなさん、お久しぶりです。
今日は「冬の花」がリリースされて5年目と同時に宮本さんがソロデビューして早5年です。もう5年も経つのか・・・早いな・・・

この歌は、記念すべきソロデビュー曲ということで、エレカシの歌とは一味違った雰囲気のある歌です。ちなみに、小林武史さんプロデュースの曲で、彼との共同作業は今回で2回目という。(実は小林さんはエレカシのアルバム「ライフ」のプロデュースも担当している)

なんか久々だからレビューの書き方ちょっと忘れてるね・・・
では、前置きしたところで曲単体のレビューに入りますか

1.冬の花
この歌を一言で表すならば、「歌謡曲」である。2019年の曲でありながら1970年代を彷彿とさせる歌謡テイスト満載の歌である。それもそのはず、本人らも歌謡曲を意識したのだという。彼らの意欲が十分に曲に表れているではないか。女性的な詩に哀愁漂う短調の歌は昭和歌謡そのものだ。
宮本は、歌謡曲は自身のルーツだと語る上に、曲作りにおいても影響をたくさん受けている。そして、歌謡曲のカバーアルバムも2枚出している(「ROMANCE」、「秋の日に」)。特にサビのフレーズ「泣かないで わたしの恋心 涙は”お前”にはにあわない」からは、研ナオコの「あばよ」のワンフレーズを連想させられる。また、桜田淳子の歌である「しあわせ芝居」という歌詞も含まれている。いずれも中島みゆきによって作詞作曲された楽曲であり、宮本は彼女からの影響が特に大きいのだろうか。ちなみに、「あばよ」は「秋の日に」で、中島みゆきの楽曲「化粧」は「ROMANCE」においてそれぞれカバーされている。
この「冬の花」、おめでたいことに最近YouTube上でMVが2000万回再生を突破したのだ!ちなみに曲単体で見れば、宮本ソロの中で最高再生数を誇っている。その内容はというと、ロケ地は茨城県の神栖市にある日川浜海岸という場所であり、そこで赤い花びらが散り交う中、宮本がダットサン240Z(スポーツカー)を感情全開で運転するというものである。やっぱり彼はどこにいっても、いくつになっても、「自身の世界観満載」かつ「等身大の自分を歌で表現する」ということを再確認できるMVだ。ファンの方はもちろん、そうでない方も一見の価値あり。余談だが、このMVと米津玄師の「KICK BACK」という楽曲のMV(ロケ地が同じ)を組み合わせたMAD動画(合成動画)が存在し、内容は宮本の運転する車に米津が撥ねられるというものだ。こちらも面白いので一度見てみては・・・?

はい、今日のレビューは以上です。シングルかつ配信限定なので1曲だけで短かったですが、次回のレビューも楽しみに待ってくれると嬉しい限りです。

「冬の花」(4分00秒)
収録アルバム 「宮本、独歩。」
タイアップ 関西テレビ制作・フジテレビ系ドラマ「後妻業」主題歌
調 ロ短調

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