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いいねを集めて意味あるの?

SNSを見ると、明らかにいいねやRT狙いで写真撮ってるな、という作品をよく見かける。それはそうだろう、やっぱり人から評価を集めたいものだし、注目もされたいだろう。承認欲求も満たしたいだろう。

けれど、いいねやRT狙いになると、どうしても一般的に注目されやすい、ウケ狙いになるので、それが本当に自分が撮りたい写真なのか、という疑問が湧いてくる。実際、たまにそういうのとは異なる、自分が撮りたいと思う写真をアップすると、極端にいいねやRTが減ったりするもんだ。

オイオイ、お前は、それが撮りたい写真なのかい?

よく、インスタ映えする写真や、青系・フィルム系の写真をアップすると確かに受けはいい。そういう写真を好む人が多いからだ。
でも、冷静に見てほしい。自分以外にも、そういう写真を撮る人は結構いて、同じように受けが良かったりする。

それらの写真を並べると、何とも没個性的な、本当の写真好きからすれば実にくだらない写真があたかも人気を集めたかのように注目されるわけだ。
音楽に例えると、音楽性は二の次で、ルックスやMCとかで人気を集める大衆的なグループや歌手を見させられてるみたいなものだ。本当の音楽好きなら、そんな奴らはヘドが出るはずだ。

プロのカメラマンでは、たくさんの賞や実績を持っているにもかかわらず、SNSとなるとさほどいいねやRT、フォロワーがついていない人が珍しくない(メディアに露出している人は例外やけど)。
むしろ、素人やけど、数万や数十万のフォロワーを集めている人も少なくない。そいつらが撮る写真はとても映えているしきれいだ。

けれど、それらの大抵は、個性で言うと限りなくなくて、作品を並べるとコイツ誰?的な、他のいい奴が撮ったのをそのまま同じような撮り方をしただけで、すぐに誰が撮ったのかがいい当てられないくらい没個性的だ。

そういうやつらは、はなくそカメラマンといってよい。受けはよくても、商業的には売れにくいし、賞にも入りにくい。そもそも個性がないからだ。

ちょっとキツく言っちゃったけど、もし撮るなら、この写真は誰が撮ったのか特徴のわかる作品を出していってほしい。
当然ウケは悪くなりやすいけど、それでええやん。万人受けではないけど、誰かの心には深く突き刺し揺さぶる作品を出してこそ、本当のカメラマンやと思うね。

@rem6_photo


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