男性が積極的に育児参加する意味は?
現在、男性を中心に子育てと仕事の両立サポートを個人や組織に対して行っています。サポートする中で感じるのは積極的に子育てへ関わろうとするパパたちの熱い気持ち。
今回の記事では父親が積極的に子育てをすることはやっぱり重要だよねというお話をしたいと思います。
父親が子育てをする大切さ
2022年に発表された父親の育児参加がどのような影響を与えるかをまとめた文献。
父親が積極的に子育てに関わることで母親、子どもたちへ良い影響を生み出すのは間違いなさそうです。『そりゃあそうでしょ!』と思いますが研究的にも裏付けがあるとより納得感が増します。
ただ、ここで1つ気になるポイントが。
引用した文献の最初の言葉『母親が父親の育児参加を積極的と感じていると…』とあります。
"積極的な育児参加"とはどういう関わり方なのか?
何を持って積極的か?という視点が面白かったのでご紹介します。
"積極的な育児参加"とは何なのか??
結論から言えば積極的な育児参加=妻が夫の育児参加に対する満足感があるということ(文献内で"積極的な育児"の明確な定義はありませんのでザックリいうと)
では、どうしたら妻の満足感は高くなるの?というと、気持ちのサポート・コミュニケーションが大事ということのようです。つまり妻の気持ちをサポートしてあげることが、男性の積極的な育児参加と見なされるということです。
男性の子育ては量より質なのかもしれない
以前、私が書いた家事分担の記事にもありますが、妻が家事分担でストレスを感じるのは家事の量が多いことではなく、気持ちのサポートやコミュニケーションが少ないことが一番の原因というものがありました。
それと同じように、子育てにおいても目に見えるもの(おむつ替え、お風呂、子どもと遊ぶなど)はもちろん大事ですが…
妻の気持ちに寄り添い、対話をすることが本当は1番大切にしないといけないところになると。
男性のそういったスタンスから"夫婦の良好な関係→子どもとの良い関わり→家族円満"という好循環が生まれていくのだと思います。
子育てに男性が必要な理由
子どもを育てる時に男性が果たす役割はとても大きいです。
もちろん女性が働けない期間にお金を稼ぐことや父性(家庭における男性に求められる性役割)もあります。
しかし、まず果たす役割は子どもを産み育てる一番重要なパートナーである妻をサポートするという役割なのかもしれません。
子どもが健やかに育っていくこと、夫婦が良い関係をつくること、家族が円満になること、これらの好循環は必ず自分自身の働き方やライフプランにも好循環を生み出すと思います。
"自分は子育ての中でどんな役割があるんだろう?"と迷ったら、"妻をサポートする役割"という原点に立ち返ってみるのが良いのかもしれません。
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