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海外で育つ日本人の「生活言語能力」と「学習言語能力」

娘が3歳8ヶ月になる時にタイに
教育移住をしてきた我が家。



家庭では日本語、学校では英語
という環境で育つ娘、そして私たち親が
考えることになるであろう
「生活言語能力」と「学習言語能力」
についての備忘録。

家庭と学校で違う言語がメインで
使われている場合、
「生活言語能力」と「学習言語能力」
この二つを区別して考えるのが大切、と
言われています。

生活言語能力とは

いわゆる、家庭での日常生活で使う
言語の能力のことを言います。
言葉自体を知らなくても、
言葉が使われる"状況"などをもとに
理解できるので
比較的簡単に習得できるもの。


例えば、
「お花に水あげといて」と言われて
「あげといて」の意味がわからなくても
お花、水、の意味を知っていたり
花瓶の水が減っている"状況"から
「あげといて」の意味が想像でき、
理解できるようになる。


習得にかかる時間は短く、
小さい子供はあっという間に
習得すると言われています。
(私はタイ語全然話せないけど
レストランのウエイトレスさんが
何を言いたいかは状況から分かるし
割とすぐ覚えられるのと同じだね、笑)


学習言語能力とは

学校などで何かを学ぶ時に使う言語の能力。

さっきの「お花にお水あげといて」とは違い
状況から判断しづらい言語。例えば

「たしざん」
「9を3で割る」
「10の位(くらい)」とか。



習得するのに5年くらいかかる
と言われています。
(日本人が日本語で習得したとしても)



小学校に入ると、この学習言語能力が
ぐっとと上がるといわれていて、
「家庭で日本語、学校で英語」という
環境で育った子の場合


日本語=生活言語能力が高い
英語=学習言語能力が高い

となっていく。


生きるために必要になは〇〇言語能力


ここからは持論ですが、

将来的に
例えば難しい本を読んだり
情報を検索する(AIを使うのも含めて)
時に絶対に持っていて得するのは
英語の学習言語能力の高さ



今ですら、インターネットのコンテンツの
50-60%が英語、と言われているのだから
(日本語は2-3%)*
英語で何かを調べたり
情報入手できるというのは
生きる強さにも繋がると思います。

*引用元サイト:
https://w3techs.com/technologies/history_overview/content_language/ms/y

Historical yearly trends in the usage statistics of content languages for websites


今後さらにAIが発展して、言語の壁はなくなって
行くとは思うけど、ネットに
全ての情報があるわけではないからね。

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