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【workshop】 コプティック装のノートをつくろう | 『週末でつくる紙文具』 ワークショップ at 本とコーヒー tegamisha

— 製本ワークショップのご案内 — 

2022年11月6日、東京・調布の「本とコーヒー tegamisha」にて製本ワークショップを開催します。現在「手紙舎 2nd STORY」にて個展開催中のイラストレーター・いのうえ彩さんとのコラボ企画! いのうえさんの図案をプリントした手紙社オリジナルペーパーを使って紙文具をつくります。

ここでは、ワークショップの作例のこまかすぎる解説をしています。開催場所や料金などの詳細、またお申し込み方法につきましては、ページ下のリンクから手紙社さんのオフィシャルサイトをご覧ください。


item

今回つくるのは「コプティック装のノート」です。糊を使わず、糸だけで表紙と本文をつなぐ様式で、2世紀頃のコプトの人々(古代エジプトのキリスト教徒)から伝わるものだとか。コプティック装をつくるたび、本(冊子)の形がいかに古くから培われてきたか、その歴史を垣間見る思いです。

specification

背表紙がないため、かがった糸がそのまま見えるのがポイント。真っ直ぐな針と弓状の針、2種類の針を使い分けながらかがります。背に現れる糸がチェーンステッチのような模様を描くのですが、製本好きには、このあたりがたまらんです。糸は複数色から選べるのですが、よりによって黒い糸で作例をつくってしまったので、見にくいですね……。

使い勝手のいいA5サイズ。右開きでも、左開きでも、お好みで。背を糊で固めないので、ぺたーんと180度どころか、ぐるり360度開きます。糸だけで綴じるからこその、やわらかな感触が特徴です。

material

表材は、いのうえ彩さんの図案をプリントした手紙社オリジナルペーパー。10種類からお好きなものをお選びいただき、厚さ2ミリの板紙をくるんで表紙にします。裏表紙には無地の「NTラシャ」や「ビオトープ」を合わせて、きゅっと締まった印象に。

本文用紙も数種類ご用意します。手紙社さんが特別に「レトロ印刷JAM」さんから取り寄せた、味わいのある紙ばかり。ちなみに、折ごとに紙を変えれば、背がシマシマになりますよ。表紙、裏表紙、糸、本文を自由に組み合わせて、オリジナルの一冊に。


この頃、手で書くシーンがぐっと減ってしまいましたよね。そんな今だからこそ、ノートの存在が特別なものになったと感じます。フルフラットの書き心地を生かして旅ノートやレシピ帳に。あるいはスクラップブックやアルバムとしても。一点もののノートに、大切な記憶を綴ってください。

秋から冬へと移りゆくとき。光がやさしい季節は、手仕事に向いている気がします。紙のあたたかさに触れながら、穏やかな時間を過ごしましょう。


● 詳細およびお申し込みは、手紙社さんのオフィシャルサイトにて。

● 『週末でつくる紙文具』ワークショップ〈カルトン編〉はこちら。


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