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【interview】中目黒フラワーショップ「chibi」の魅力とは〜RELEデザイナー佐原みえこから見たchibi flower〜



“Enpathy(共感)”をテーマにRELEが直感的に感じる魅力ある人やお店などにインタービューしていきます。
第一弾は、ファーストビジュアルにご尽力いただいた「chibi」芳賀さんの魅力にデザイナー佐原が迫っていきたいと思います。

お互いの原点を探ると見えてくる共通点


二人とも福島県出身でご実家は現在の仕事につながる町のお花屋と下駄屋さん
相手のことを最後まで考え抜いてデザインを創造する姿勢


Q フローリストを志したきっかけとは


芳賀:母ちゃんが安心するからだな!!
最初は花屋はさらさらやる気はなかった。

実家が爺ちゃん、婆ちゃんが営っていた町の花屋だったから田舎から東京に出てきてまあま有名な花屋に勤めた。東京でやっていることが田舎とは違ってとにかくカッコ良かったんだよ。

なかなかイケてるじゃんと思って。
それもあって続いたんだと思うんだよな。

お店を作るまでは紆余曲折はあったな
実家の花屋に自慢と思ったことはないけど根っこにはあったんだろうな
実は、モード学園に行って服飾学んでファッション関連とかインテリアデザイナーとかになりたかったんだよ。
でも母ちゃんに即却下されたから行けなかったけどな。

Q 靴デザイナーを志したきっかけとは


佐原:私も実家が会津で昔で言う下駄屋を営んでいて今年で90年になるようなお爺ちゃん、お婆ちゃんの代から営っている下駄屋だったんです。
小さい時にそれを意識したことはないんですけど履き物とかに囲まれたということもあってファッション系には自然に興味が湧いて文化服装学院という学校に通ったんですね。
その時に通ったのが服飾コースだったんですけど思っていたのと全然違って。

奇抜なことをよしとする姿勢に疑問を感じてしまって、何をやりたいか考えた時に自分の作ったものでちゃんと生活とかその人の日常に取り入れてもらえるもの作りをしたいとその時に気づいて、そのルーツは多分実家の両親が作っていた下駄にあったと思います。

下駄には土台と鼻緒があって、それをお客様の足を見て、足の癖や指の形とかに合わせてほとんどオーダーメイドのような作りで提供していて、その姿を見ているともの作りの原点を思い出して履き物を知りたいな、作ってみたい、と思って靴を作れる学校を調べたら文化服装学院にもシューズ科があることを知って再入学したんです。

そのため、入学式を二回やっているんです。

Q 花を活ける時に大切にしていることは何ですか。


芳賀:クラアントさんからのご依頼でイメージが湧く時と湧かない時があって、湧かない時は最後まで降ってくるのを待ってるな。
いつもギリギリまで考えているな。
場合によっては30分、15分前まで決まらない時もある。

まずは、イメージを創る前に自分のアンテナにかかる花を仕入れて準備しておくこと。
ただ、それをすればするほどロスが出てしまうんだけど、それでもやるね。

余白を作って最高の準備をしておくことが大切だな。


Q デザインをする上で心掛けていることは何ですか。


佐原:履いた時に綺麗に見えることは絶対条件で、それはカットラインはもちろんのこと、素材選びには肌写りが綺麗に見えることを考えています。
実際に履く人がどういう人なのかを想像してデザインをしていて、逆に誰がどんなシーンで履くのか想像のできない靴はデザインができたとしてもそれは採用できないことが多いですかね。

フローリスト芳賀さんの人柄に迫る

愛犬との時間が一番のリラックス。通勤時間でON/OFFを切り替え

Q お仕事から離れた時間(オフの日)の楽しみはなんですか?どんなことをして過ごしてますか?

芳賀:家にいることだなあ
ビール飲んで、競馬やネットフリックスを観たりする時が好きかもしれないなあ

あとは愛犬と山登りしている時が一番抜ける時かな
家が鎌倉だから1時間くらい店までかかって、行きは集中して仕事のことばっかりを考えて、帰りは早くビール飲みたいなって思ってるよ。

デザイナー佐原のRELEへの想い

自然体でありながらも芯のある存在感を放つそんな靴ブランドを目指して


Qブランドのファーストビジュアルをchibiさんにお願いした理由

以前からchibiさんのことは知っていて、chibiさんのお花を見ていると自然体でありそこにいるという感覚で、植物そのものの存在感とか生命力をすごく感じます。
けれど、一緒に映る人やモノを引き立ててくれているという印象です。

純粋にRELEもそうありたいと思いました。

過度なデザインを施すのではなく、でも芯のある存在感を感じてもらえるブランド。
あくまで無理なく、自然体に履いてくれる人をひき立てるそんな存在でありたいという想いを込めました。

RELE(リレ)の印象とは

「ちょうどいい感じの靴」

Q RELEを初めてご覧になってどう思いましたか。


芳賀:シンプルなんだけどシンプルでもない行きすぎていないちょうどいい感じの靴。
直感的にそう感じられる靴だな。
いいモノは伝わる。それはちょっと出しゃばっているバランスなのかな。

作品に対してはシンプルだけどちょっと出しゃばるくらいがちょうどいいと思ってる。
お客様を引立てる時は僕も出しつつお客様も出しつつ絶妙なバランスが重要。
出しゃばらないと空気に馴染みすぎてしまうから魅力がなくなる。



Q まさにRELEのイメージにぴったりな奥様に履いていただきましたがいかがですか


奥様:まず驚いたのは最初からすごいフィットして履きやすく靴擦れは全然大丈夫でした。

デザインはシンプルで大人っぽい感じがとても好印象でとても気にいっています。
コーディネートは選ばず、普段通りの格好でもでカッコよく決まると思います。

普段ヒールはあまり履かないんですけどヒールの高さは気にならなくて、走っても大丈夫でしたよ。



今後はRELEもchibiさんが表現するお花のように多くのお客様に喜びを与えられるような靴ブランドを目指していきたいと思います。
本日はインタビューにお付き合いいただきありがとうございました。

芳賀規良さん
[FLORIST]


ブランドの展示会や店舗のディスプレイを数多く手がけ、ファッション業界からの信頼も厚い「chibi」のフローリスト。
東京・中目黒と祐天寺の間の駒沢通り沿いに構えた店舗は、まるでアートギャラリーを思わせるモダンで硬派な空間。ディスプレイに使うための大ぶりな木々やエアプランツ、ドライフラワーから、彩り豊かな生花まで、芳賀さんの美的フィルターを通してセレクトされたハイセンスな品揃えが魅力。
無類の動物好きでもあり、金魚と愛犬のテンくんとビョンタくんも店番をする。

instagram:@chibi.flower

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