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読書note No.47 自信がある人に変わるたった1つの方法 第4章「原始人視点」  下園壮太

ダイエットは難しい。頭では、ダイエットしたい、美しくなりたいと思っても、栄養がなくなるという危機状態に際して、原始人の心が「栄養のあるものを食べろ」「次の飢餓のためにため込んでおけ」と指令を出すのです。感情も...。

蒲公英(たんぽぽ)カウンセラーの読書note No.
今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/02/16 47日目
しばらく、下園壮太先生の本を読んでいきます。
また小分けでご紹介しています。第2弾です。

<1book>
自信がある人に変わるたった1つの方法
第4章 読むだけで心が軽くなる自信サプリ1「原始人視点」
下園壮太 
朝日新聞出版 2016年


①自信を失っている人は、自分にダメ出しをしている人ということです。そこには、必ず「ダメ」の基準があります。「(自分は少なくとも)こうあるべき」と言う価値観と言い換えても良いでしょう。その価値観が自分を苦しめている部分があるのです。
 「原始人の心」の比喩は、自信を失っている人に新しい価値観を提示し、そのこわばった心を、ふっと緩める力を持っています。原始人の心というのは、いわゆる「無意識」や「欲求」に関わる分野です。
 人類の歴史は、400万年とも言われています。400万年を一年間にたとえてみましょう。1月1日に人類の歴史が始まったとしましょう。人類最古の土器使われた時代は今から1万6500年前で、これが一年のスケールでは、12月31日の夜の9時過ぎ頃の話になります。4大文明が生まれた5000年前は夜の11時、電気が発明され夜も活発に活動できるようになったのは、夜11時30分。インターネットが発明されたのは、なんとお正月の20秒前です。
 つまり、人類のほとんどの時間、人は飢えや寒さと闘いながら、大型の肉食獣や部族間の争いに怯えながら生活していたのです。私たちの認識には、そのような原子時代を生き延びるためのプログラムがしっかり刻み込まれており、それは、ほんの短い現代社会という環境ではまだ修正されてはいないのです。
 平たく言うと、われわれは「スーツを着た原始人」。理性的であるようですが、心身、特に緊張状態の反応は、原始人そのものなのです。

②どうしてやる気がわかないのか、頑張れないのか。
 頑張れないと言うのは、自分の行動をコントロールできないということで、第二(コントロール感)の自信が低下します。それだけでなく、頑張っていないと周囲に認められませんから、第三(愛される)の自信も低下するのです。
 原始人は、エネルギーをとても大切にします。エネルギーを使い果たすという事は、死ぬということなのです。そこで、エネルギーが少なくなったら、行動を起こさないように疲労感を強め、意欲や興味を低下させるのです。
 でも、頑張って生きていかなければならない。気合を入れます。ところが原始人の心には勝てない。「自分は自分をコントロールできない」と自信を失います。どうすれば、自信が低下してくるサイクルを止められるでしょうか。原始人の心を制御しようとするのではなく、原始人の心の叫びを尊重するのです。つまり、自覚できなくても心身が疲れていると言うことを原始人が教えてくれているので、安全なところでしばらく休んでエネルギーを補給すればいいのです。エネルギーが回復したら、やる気や興味や根気が自然に出てくるのです。

③どうしてすぐに成長できないのか、変われないのか
 現実の我々をよく観察すると、1回言われても、なかなかできるものではないし、理解しても、うまくできない。できたとしても、すぐにできなくなる。人って本当に成長しないものです。これでは自信を失いますよね。
原始人の心は、とても慎重なのです。「1回誰かに言われたぐらいでは」変わらないのです。何とか食いつないできた今の生活を変えるのは、原始人は大きなリスクなのです。原始人に必要なのは、理屈ではなく、目に見える具体的な経験です。実際に自分で体験しないと、我々は本当に納得して行動しません。
 人生をどう生きるかと言う課題は、まさにスポーツと同じように、波打つ。しかも、原始人の心の影響を受け、ダイエットのように急にブレーキがかかることもある。そのようなことがむしろ「当然の姿」であり、その中で上手に自分で成長を感じながら、課題を継続していく力が、私たちには求められているのです。一つ一つの波に翻弄されずに、大きなトレンドで自分を観察してみてください。きっといろんな面での成長が確認できるはずです。

<1episode>
 ダイエットは難しい。頭では、ダイエットしたい、美しくなりたいと思っても、栄養がなくなるという危機状態に際して、原始人の心が「栄養のあるものを食べろ」「次の飢餓のためにため込んでおけ」と指令を出すのです。感情もそうです。理性では「大した事ではない」と思っていても、原始人の心は、自分だけあいつより多く働いている、それなのに獲物の取り分(給料)は同じだ。このままの不公平が続くと、死んでしまう」と考えてしまう。だから、怒りが発生します。
 この原始人の心は、とても強い力で私たちに影響を与えています。ダイエットの例でも、意思の力でしばらくはダイエットできても、いつの間にか原始人の「栄養をため込む」に負けで、リバウンドしてしまうのです。怒りの感情も「大したことがない、忘れよう」と理性で我慢していても、原始人にとっては生死に関わる問題なので、いつかは爆発してしまうのです。

<1action>
 原始人の比喩は面白いです。妙に納得してしまいます。人類の歴史のほどんどが原始人であるわけで、原始人の作り上げてきた、生き残るための手段としての感情が、便利で安全な現代を生きる私たちに影響を与えている。なければいいと思っている、怒りや悲しみの感情も、実は、生き残るために、危機を教えてくれている、ありがたいもので、私たちを守ってくれているものなのですね。とりあえず、感情に「ありがとう」が言いたい。けど、ダイエットもしたい。「栄養を溜め込む」原始人の心を認めつつ、原始人の心に負けてしまって、いっぱい食べてしまうほどに、自分を追い詰めないように、長期計画で、ダイエットにチャレンジと、考えました。
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