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丸の内散歩で活かせる歴史知識~その1

こんばんは、りらっくすたでぃです。
今回は丸の内散歩(東京駅付近)で活かせる教科書+αの歴史知識を紹介します。歴史を知って何になるのかと思われる方もいそうですが、歴史を知っていると楽しみの幅が広がると思っています。

①東京駅開業

東京駅開業は1914年です。
品川(1871)、新橋(1872)、上野(1883)の開業よりも遅いどころか、秋葉原の貨物のみ開業(1890)よりもさらに遅く、かなり新しい駅です。
また、東京駅は近代建築の父、辰野金吾の代表的な作品でもあります。
※辰野金吾は日本銀行本店の設計も手掛けています。

②丸ビル・新丸ビルの施工

丸ビルは最初は1923に建築されています。しかし同年、関東大震災で被災してしまい1925年に再建築されています。その後2002年にリニューアル開業されており、その時「新しい丸ビル」と呼ばれていたため、1952年に建てられた「新丸ビル」と紛らわしくなっていたようです。
しかしながら、2007年に「新丸ビル」の方も竣工されたため、どちらも同じステータスとなり事なきを得ました←

③100尺規制

1919年の市街地建築物法以降1964年の東京オリンピックを前にした建設ラッシュ期に法律が改正されるまで、100尺規制(高層ビルの高さの制限)が存在しました。
その名残で東京駅の主要な建物(丸ビル、新丸ビル、KITTEなど)はすべて同じ高さの低い土台となる建造物の上に高層階がそびえたつような形式になっています!(下の写真を参照)

上の画像の赤い線で示した高層ビルの土台部の高さが全て揃っています。

以上、丸の内散歩で活かせる歴史知識~その1でした!丸の内に来た時に思いだして楽しんでいただけると幸いです。

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