見出し画像

交わりようのない論理
そう それが常識
いったい 誰が決めたんだ
歳とか 身分とか 性別さえも

叶いやしないよ消去
まあ それが安全
大人を 演じてくんだ
言い訳 帳尻 妥協の重ね着

今日もはじまる日常
でも これぞ鉄板
社会に 参加してんだ
これがボクだ こんなもんだ

ザラッと動き出す風景
息を飲むような時間と
背中に感じる威圧感
こんな毎日が人生か?
誰か答え合わせしてくれ

振動と騒音に揺られ流れてく
かき消されてく 薄らいでいく
集団の中で自分が混ざっていくんだ

絶命の直前の抵抗が叫ぶ
認めてやれない 今さら恐いんだ
冷たい視線を投げる キミがいた


さげすむようなオーラ
マジ 苦手なタイプ
なのに 目で追ってしまう
氷のように放つ音声

成り行き任せの乾杯
鈍く重い空気
冷たく震える声が言った
「あっち行ってもいいよ」と

悲しいキミの表情に
驚くボクの表情で
瞬時に重なる価値観
こんな劇的が人生か?
今 生きる意味が始まる

感情の決壊で頬を伝っている
キミの涙は もう温かいんだ
互いの姿が 鏡のように光る

絶命の直前で手を取れたんだ
救われたんだ 救ってあげられたんだ
目の前にボクのようなキミがいる

お互いの人生を縛り付ける鎖
ボクがキミを放つ キミがボクを放つのさ
あの あつい雲を超え 飛んでいくんだ

飛んでいくんだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?