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小説で読む幕末史

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幕末はドラマよりドラマチックです。熱く生きた彼らが刻んだ歴史を楽しんでください。
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#和宮

和宮降嫁(1862年)

和宮降嫁(1862年)

 「桜田門外の変」の後、老中・安藤信正(のぶまさ)は、孝明天皇の妹である和宮親子(かずのみやちかこ)内親王と14代将軍・徳川家茂(いえもち)との婚約に尽力する。

 幕府と朝廷が協力して国政にあたる体制づくりのためである。これを公武合体という。幕府は、もはや単独で国政を担うのは無理だということを悟ったのだった。

 この時、皇女和宮には、すでに婚約者がおり、彼女自身も慣れない江戸に行くことに不安を

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