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【主婦勉!】アトリビュート〜十二使徒 大ヤコブ編〜

さぁサクサクいくぞー!

十二使徒3番目は大ヤコブ。
他の弟子にもヤコブという人がいるので、
その人と区別する為に、
大ヤコブと呼ばれるそうだ。

よく( )付きで
名前の後に
"ヤコブ(ゼベダイの子)"と
書かれていることもある。

ペトロ・アンデレ兄弟と同様
弟とともに十二使徒入りしており、
弟の名はヨハネです。

そしてこの兄弟も漁...というか、
父と兄弟で、
漁で使う網の手入れをしている時に
イエスにスカウトされたそうだ。

そしてそのまま
イエスについてっちゃったっつんだから
お父さんの気持ちー!ってなるよね。
えええええ... 弟まで連れてくの..?って。

この方、というかこのご兄弟、
お2人ともなかなか気性が荒く
また声も相当大きかったようで、
それでついたあだ名が「雷の子」。

ヤコブの
気性の荒さエピソードとしては、

宣教で村を訪れた時に、
自分たちが歓迎されていないと知るや
「彼らを焼き滅ぼしてしまいましょうぜ」
みたいなことをイエスに言って、
普通に叱られるという、
ヤンキーじゃないんだからみたいな話が
あります。憎めない笑

ちなみに、先述のペテロと
そしてこの大ヤコブ&ヨハネ兄弟の3人が
イエス3大弟子というか、3大側近というか、
そんな存在だそうです。

イエスの重要な場面(奇跡とかなんとか)に
居合わせたということも
このTOP3に選ばれている理由っぽい。

あと、この方、
先にアトリビュートを言ってしまうと、

私が守護聖人やアトリビュートに
興味を持つきっかけになった、
スペインの巡礼最終地
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に
埋葬され、崇敬を集めているあの方...
そう、ホタテの人なのだ!
なぜホタテかは
こちらをご覧ください。

イエスの昇天後は
ソマリアやスペインなど、
かなり広範囲にかけて布教を行い
6年後エルサレムに戻ると、
そこでは凄まじいキリスト教の迫害が
行われていたそうだ。

ヤコブも、反ユダヤということで、
ユダヤの王に捕らえられ処刑。
これは十二使徒の中で一番最初の
殉教であった。

そんなこんなで処刑されたところは
反キリスト教の勢力が強かったため
そこでの埋葬は難しく、
弟子たちがご遺体を船に乗せて
地中海に漕ぎ出し
埋葬場所は神まかせ風まかせで
たどり着いたところが今のスペイン。
そしてそのまま忘れ去られてしまったようだ。

おーい!お弟子さんたちー!しっかり!

そして9世紀になり、
星に導かれた羊飼いが
ヤコブのご遺骨を見つけ
(って話が出来すぎな気も...)

そこに建てたのが
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
である、と。

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デカい!

ちなみにヤコブという名前は、
イギリス→ジェームズ、ジェイコブ
フランス→ジャック、ジャーム
となるそうで、
いずれにせよ
めちゃくちゃメジャーな名前ですね。

その他のアトリビュートとしては
巡礼杖とかもあるようです。
というかむしろ
絵画になる時は巡礼杖が多いかも。

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グイド・レーニ

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エル・グレコ

両方とも穏やかな顔をされていて、
とても「村焼き滅ぼそうぜ」とか
言いそうな人には見えない...