見出し画像

6年前の自分と、今の自分

2023年7月15日。僕はベトナムに降り立った。
前回ベトナム🇻🇳に来たのは2017年9月。約6年ぶりこの地に帰ってきた。
6年前に降り立ったのはホーチミン。初めてタンソンニャット空港✈️に降り立ったあの時の出来事は鮮明に覚えている。

ホーチミンの街

空港から出た瞬間死ぬほど客引きに絡まれる。そしてそこに警備の笛が鳴り響く。悪いことをした芸能人になった気分だった。めっちゃ客引きに絡まれながらもイライラしながら無視し続け、奇跡的に乗る予定のバスを見つけ、バックパックを持って猛ダッシュしてなんとかバスに駆け込んだ。

https://note.com/rejumeisan/n/na235b463c006

そして当時はSIMカード📱を入れるという発想が無かったため、終点で降りたがホテル🏨の場所がわからず、しばらく歩き回った記憶がある。バイク🏍️も多く、信号が無いので道すら渡れなかった。次の日も乗るバスを間違え、バスの運転手に場所を教えてもらって無理やりホテルに帰ることができたのを覚えている。

スィテイエン公園(ホーチミン)

そしてメコン川🏞️ツアー(前日飛び入りで申し込んだ)で世界一周中の女性と出会い刺激を受け、憧れさえ感じた。そして自分も世界一周🌏したいと思った。(今でも連絡取ってます。世界一周のアドバイスとかちょくちょく貰ってました。)まさにその場凌ぎでなんとか乗り切り、新鮮味に溢れた凄い旅行だった。

メコン川

だが今はどうだろうか。今回降り立ったのはホーチミンと違いハノイ🇻🇳だが、電車もないし国も一緒なので刺激的にはそう変わらないだろう。
だが6年経った自分は、ノイバイ空港に降り立ってから脳死でSIMカード売り場に向かい、両替ももはや日本円でなくユーロ💶をベトナムドンに両替していた。(旅行前に部屋漁ったら大量のユーロが出てきたので、、)

ハノイ

そして初めての地に関わらず全く迷うことなく市内行きのバス🚌に乗り、ハロン湾のツアーも事前に現地の旅行会社のサイトを使って予約していた。勿論ホーチミン同様、客引きのタクシーも話しかけてきたが、笑顔で手を振って対応できるようになっていた。SIMカードを入れていたので全く迷うことなくバスを降りてホテルに辿り着いた。この手の作業はお手のものだ。

タンロン遺跡

そしてハロン湾のツアーで、日本人🇯🇵3人組と同じグループになった。世界一周🌏の話をしたら凄い興味を持っていた。どこが良かったですか?どれくらいお金かかりました?などキラキラ🤩した目で質問してくる。世界一周したい!って言っている人もいた。その時に感じた。彼らは6年前の自分だった。世界一周に憧れを感じ、世界一周経験の人に色んな質問をする。そして自分も6年前に出会った女性側の立場に立ったんだなあって改めて思った。勿論バックパッカー🎒の世界に優劣は無いんだけど、やっぱり色んな国に行ってると、色んな情報を持ってるから必然的に伝える側に回るんだな、と感じた。

ハロン湾を眺める僕(何故エムバペ?)

6年前はまだ6ヶ国くらいしか訪問していなかったが、今は50ヶ国✈️を超える。ポケモンでいうと、貰ってからコラッタ2体くらい倒しただけのヒトカゲと、四天王に挑む直前のリザードンくらいの差がある。(どんな例えやねん)

リザードン

この6年間で、いろんなトラブルを経験したが、その度にレベルアップしていった。SIMカードを覚え、客引きにも絡めるようになり、交渉もできるようになり、セキュリティポーチを使うようになり、現地のコインランドリーを駆使するようになり、Whatsupでやりとりし、GetyourGuideや現地の旅行会社のサイトでツアーを予約し、両替もせずに(今回はしたけど)普通に引き出すようになり、客引きと親切な人もだんだん見極められるようになり、よく使う英語も覚え、ブッキングドットコムも最上級の会員になり、ラウンジも使い始め、世界遺産の知識も莫大に増え、他にも気づいてないだけで恐らくもの凄いレベルアップしている気がする。6年前のベトナムは刺激溢れるハードな国だった。ただ今はいつもの光景が広がる日本のような国。それを感じた3日間だった。

おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?