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フレイルとは

こんにちは。
健康寿命を延ばしていつまでも活き活きと喜びをもって生きる!
をサポートするRejo Lifeです。

フレイルという単語、最近耳にする機会が増えているのではないでしょうか?

ご家族や知り合いでご高齢の方がいらっしゃる方々で、
「最近、おばあちゃんの歩くスピードが遅くなったな。」
「なんだかおじいちゃん最近、やせちゃったんじゃないの?」など
心当たりがある方はぜひフレイルに関するこの記事を読んで、
フレイル予防に役立てていただけますと幸いです。

フレイルについて

まずはフレイルについて見ていきましょう。
フレイルとは「Frailty(フレイルティ)」の日本語訳であり日本老年医学会によれば

Frailty とは、高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態で、筋力の低下により動作の俊敏性が失われて転倒しやすくなるような身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題を含む概念である。
https://jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20140513_01_01.pdf

とされています。

簡単に言うと、フレイルは「老化」によってもたらされる弱さのために、
風邪をひくなどの「ストレス」がかかった時に、風邪をこじらせて肺炎に発展してしまったり、寝たきりになって介護が必要な状態に発展するなどの「ストレスに弱くなってしまう」状態です。
フレイルは身体的な概念のみならず、物忘れなどから始まる認知機能障害や気分の落ち込みなどのうつ状態、一人暮らしで社会的な孤立、経済的な問題などの広い範囲の問題を含む概念です。

フレイル概念図


フレイルなにが問題なの?

そんなフレイルですが、何が問題なのでしょうか?
実はフレイルは要介護状態になる前段階であるとされており、その最大の特徴は「可逆的」であることです。

つまり、対策を打つことで要介護状態にならずにフレイルの状態から抜け出すことが可能であるということです。

フレイルの状態をなるべく早い段階で見つけることは改善のチャンスになりうるともいえます。

フレイル段階


フレイルの見つけ方

フレイルを見つけるために手軽にできることの一つに「わっかテスト」と
「イレブンチェック」があります。

https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/citizen/application/pdf/finger-ring-test.pdf

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ストップフレイル「フレイルを予防して健康寿命をのばしましょう」
監修:飯島 勝矢 教授(東京大学 高齢社会総合研究機構)

イレブンチェックの中の同じ年代の同性の方と比べて歩く速度が速いか?という項目があります。
歩くスピードと寿命とは相関関係がある!という研究結果も数多く出されており、重要な項目です。
歩くのが遅くなったと感じ始めている方、横断歩道を渡り切ることが難しい方は要注意です!

フレイルを発見して要介護状態にならないようにしていきたいですね!

いかがだったでしょうか?
今日は、フレイルとはなんなのか、その見つけ方について簡単に紹介させていただきました。

次回はフレイルの予防について書いてきたいと思います。
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