【詩】月と地球の人々とイタズラな虫たち

ある時
平和な月に
イタズラな虫たちがやってきました

虫たちは
月のクレーターを気に入って
そこに自分たちの
巣を作ることにしました

やがて年月が経ち
虫たちは居心地の良い月で
繁栄していきました

だけど月にとって
虫たちは少し困ったものでした

太陽の光をうまく
反射できないのです

月にとって
夜の地球を照らすことは
とても大事な役目でした

地球の人々は
月の光が曇って元気がないことを
とても心配していました

地球の人々にとって
月の光は魂を癒す
とても大切なものでした

そこで月は
自分を気に入って住んでくれた虫たちに
他の星にいってくれるように頼みました

しかし虫たちは
もうたくさんに増えすぎて
他の星へ移ることは
難しくなっていたのでした

そしていつしか
月の放つ光は悲しみの光へと
変わっていきました

悲しみの光を受けた人々は
徐々に元気を失っていきました

困った地球の人々は
やがて月と虫たちのために
居心地の良い宇宙船を作ることにしました

人々は虫たちのことを考え
長い時間をかけ
試行錯誤しながら
宇宙船をつくりました

そして月よりも住みやすい
宇宙船が完成しました

人々は月に向かって
その宇宙船を飛ばし

宇宙船を受け取った月は
虫たちが安全に移住できるような
手助けをしました

長い時間がかかりましたが
安全に全ての虫たちが
宇宙船に乗り込むことができました

虫たちは宇宙船に乗り
新たな旅を始め
月は再び地球の人々のために
癒しの光を送ることができたのです

今度は優しさを込めて


捕捉:
親愛なる友に宛てた手紙より
誰かの心に響きますように


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