イラスト制作において「色価」の考え方

絵を描く要素として「明度」「彩度」「色相」の3つが有名だ
そして勉強をしていくと「色価」の存在を知る

この色価という概念がやっかいだ
調べても微妙に説明が違ったりしてハッキリとした答えを導き出せない
なぜなのか?

自分なりの落としどころを見つけたので書き残しておく

「明度」「彩度」「色相」の3つは不変のもの
イラストソフトのカラーサークルにハッキリと数字で表せるもの
つまり誰がこの三要素を使おうと1つの数値として表せるのだ
そういう不変のものなのだ
子供でも、大人でも、どこの国の人でも、男でも女でも、誰がつかっても同じ数値になる

ならば「色価」とは?

これは絵を描いている人それぞれに基準がある
色価の感じ方の傾向は似ているだろうが人によって誤差がある
十人十色。
描いてる人のフィルターを通したモノが「色価」というものに反映されるからだ
どう色を捉え、強調や対比させて表現するのか
人それぞれのモノサシが入っている
つまり個性
個性だから1つの数値として表すことが出来ない

ここを思い違いしていて
何か自分の外の絶対的なものを探していたから
わからないという結論になっていた

違うのだ

自分で考え、判断し、絵の良し悪しを決める。自分で。
バランスが整っているか?悪目立ちしていないか?
それら色々な事を自分で考える
この意識を持つことで「色価」は成り立っている

つまり自分の感覚を信じて自分で判断する
この意識を持つことで「色価」という概念を使いこなせるようになるだろう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?