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FXの仕組みを世界一わかりやすく解説

みなさんこんにちは。

今回の記事は、FX初心者の方に向けた記事の内容となっています。

『FXとはどういうものか』『どうやって利益を出すのか』を簡単に解説していきます。

それでは、さっそく記事を読んで行きましょう。


FXってなんぞや?

FXとは『Foreign Exchange(フーリガンエクスチェンジ)』の略称で、日本語では『外国為替拠出金取引』と言います。

はい!ここで長ったらしい名前が出てきました。

とりあえず『FX(エフエックス)』と呼べるようになれば、それで大丈夫です。

名称を詳しく理解しても利益を出すことはできません。

大事なのは仕組みを理解すること。

それではさっそくFXの仕組みを簡単に説明します。

FXとは、異なる2国間の通貨を交換した際に発生する差額で利益を出す投資です。

なぜ2国間の通貨を交換したら差額が発生するのか?

答えは簡単。

『国の通貨の価値は日々変動しているから』です。

読者のみなさんは『円安』とか『円高』という言葉を聞いたことがありますか?

『円安』とは、円の価値が下がっている状態こと。

逆に『円高』とは、円の価値が上がっている状態のことです。

1ドル100円の時もあれば、1ドル120円の時もあります。

こういった価格変動がある中で、通貨の交換(売買)をして利益を狙っていくのがFXです。

それでは実際にアメリカの米ドルと日本の円を交換(売買)して利益が出る場合の例と、損失が出る場合の例を見ていきましょう。


アメリカの米ドルと日本の円を交換(売買)して利益が出る場合の例


1ドル100円の時に米ドルを10ドル買ったとします。

ここで、10ドル買うのに日本円でいくらかかるかわかりますか?

1ドルが100円なので、10ドル買うと1000円かかりますね。

1000円を払って10ドルを買ったので、今あなたの手元には10ドルあることになります。

1週間後に『円安、ドル高』が進み1ドル120円になったとします。

この時に手元にある10ドルを売ります。

1ドル120円なので1200円が返ってきますね。

ここで200円の利益が出たことが理解できたでしょうか?

10ドルを1000円で買って、10ドルを1200円で売ったので200円の利益が出たことがわかりますね。

これがアメリカの米ドルを日本円で買って、その後に売ることで利益が出た場合の例です。

冒頭でも説明した通り、通貨の価格が変動したことにより発生した利益となります。

それでは次に損失が出る場合の例も見て行きましょう。


アメリカの米ドルと日本の円を交換(売買)して損失が出る場合の例

1ドル100円の時に10ドル買ったとします。

1,000円を払って10ドルを買ったので、今あなたの手元には10ドルあることになります。

1週間後に『円高、ドル安』が進み1ドル80円になっとします。

この時に手元にある10ドルを売ります。

1ドル80円なので800円になって返ってきますね。

10ドルを1,000円で買って、10ドルを800円で売ったので200円の損失となってしまいました。

これがの損失の例です。

これで、利益が出る場合の取引と、逆に損失が出る場合の取引を理解することができましたね。

ここからわかるように、FXは売買をするタイミングがとても大事な投資です。

米ドルを買う場合は、ドルが安い時(円高の時)に買って、高くなった時(円安の時)に売ることではじめて利益を出すことができます。

今回は米ドルを取引する例を出しましたが、取引できる外貨は米ドルだけではありません。

他にも代表的な例もあげると『ユーロ』『ポンド』『豪ドル』などの通貨も取引することができます。

次はエントリー(新規注文)と決済(反対売買)について解説します。


エントリーと決済について

FXはエントリー(新規注文)の後に決済(反対売買)をすることで初めて損益が決まります。

先の例でも米ドルを買って(エントリー、新規注文)その後に売った(決済、反対売買)ことにより利益を得ることができましま。

エントリー(新規注文)は『買い注文(ロングエントリー)』と『売り注文(ショートエントリー)』の2種類があります。

ロングエントリーをした場合は、その後に売って取引が完了する。

ショートエントリーをした場合は、その後に買い戻して取引が完了する。

先ほどの米ドルを取引した際の例は、ロングエントリーの場合の例であることは理解できますね?

それでは次にショートエントリー(新規の売り注文)をした際の利益と損失の例を見てみましょう。


米ドルをショートエントリーした際の利益と損失の例

繰り返しになってしまいますが、ショートエントリーとは最初に売って、その後に買い戻す取引を指します。

逆にロングエントリーとは最初に買って、その後に売る取引を指します。

今回は米ドルをショートエントリーした時の利益と損失の例をみていきましょう。

まずは、利益の例です。

1ドル100円の時に1000ドル売ります(ショートエントリー)

その後に円高、ドル安が進んで1ドル90円になったとします。

そこで買い戻し(決済、反対売買)を行えば10円分の差額が利益となります。

10円✖️1000ドル=10000円

ショートエントリーは売った外貨の値段が下がるとその分利益となることがわかりますね?

今回は米ドルの価格が『1ドル100円から1ドル90円に下がりました。』

下がった10円分が利益となります。

次に損失となる場合の例を見ていきましょう。

1ドル100円の時に1000ドル売ります(ショートエントリー)

その後に円安、ドル高が進んで1ドル110円になったとします。

そこで買い戻し(決済、反対売買)を行えば10円分の差額が損失となります。

10円✖️1000ドル=10000円

今回は米ドルの価格が『1ドル100円から1ドル110円に上がりました。』

上がった10円分が損失となります。

ロングエントリーとショートエントリーの違いをおさらいしましょう。


ロングエントリーとショートエントリーの違い

ロングエントリー(新規の買い注文)は買った外貨の価格が、その後に上がったら利益になり、下がったら損失になります。

ショートエントリー(新規の売り注文)は売った外貨の価格が、その後に上がったら損失になり、下がったら利益になります。

まとめると、FXは外貨の価格がこれから上がるか、下がるかを当てる投資といえます。

株や他の金融商品は基本的に価格が上がらなければ利益を出せませんが、FXは外貨の価格が上がっても、下がっても利益を狙っていけるということですね。


『キャピタルゲイン』と『インカムゲイン』

FXには2種類の利益を出す方法があります。

  1. キャピタルゲイン

  2. インカムゲイン

キャピタルゲインとは、今まで説明してきた外貨の価格変動による差額で利益を出す方法。

一方インカムゲインとは、外貨を持っていると保有期間に応じて自動的に入ってくる収入のことで、FXの世界では『スワップポイント』と呼ばれている。

スワップポイントとは、外貨の取引を行った際に発生する2国間の『金利差調整金』のとこです。

『金利差調整金』とは?

また難しい言葉が出てきましたね。

でも安心してください。

内容はとてもシンプルです。

円で外貨の取引をする場合には、円より金利の高い通貨を買っていれば利益ととなり、売っていれば損失となる。

逆に円より金利の低い通貨を売っていれば利益になり、買っていれば損失となる。

スワップポイントは保有期間が長ければ長いほど、大きくなっていきます。

しかしFXは基本的に『キャピタルゲイン』で利益を狙っていく投資です。

『インカムゲイン』は、利益になろうが損失になろうが金額は大きくないので、知っている程度で大丈夫です。


通貨ペアについて

FXの取引を行う際は、必ず2種類の通貨ペアが必要となってきます。

通貨ペアは『ドル円』『ユーロドル』『ユーロ円』といった形で示されます。

これは、右側の通貨を使って左側の通貨を取引するということを示しています。

『ドル円』の場合は、円を使って米ドルを取引するということです。

『ユーロドル』の場合は、米ドルを使ってユーロを取引します。

今までの例は『ドル円』を使って説明をしてきました。

円を使って米ドルの取引を行ったということです。

次は、通貨の種類について説明します。

通貨の種類は、メジャー通貨からマイナー通貨まで約150種類程度の通貨が取引できます。

150種類もあって中には迷ってしまう方もいるかもしれません。

通貨の種類は多いですが、初心者の方には『ドル円』の通貨ペアで最初は取引することをお勧めします。

実際に私も『ドル円』での取引が1番多いです。

日本人にとって馴染み深い『ドル円』は、世界第2位の取引量を誇り、価格変動も穏やかで、取引しやすい通貨となっています。

また取引手数料(スプレッド)も安く、取引する上での情報も入手しやすい通貨です。

逆に聞いたこともないようなマイナー通貨は、価格変動が激しくスプレッドも高いことから初心者の方にはあまりお勧めできません。

また、FX初心者の方はたくさんの通貨ペアを取引するのではなく、まずは1つの通貨ペアに集中することが大事です。


レバレッジについて

FXではレバレッジというものを利用することができます。

レバレッジとは簡単に説明すると自己資金以上の金額で取引ができるシステムのこと。

日本のFX会社を使って取引する場合、レバレッジは最大で25倍まで使うことができる。

例えば、1ドル100円の時、1万通貨の米ドルを取引するには100万円の資金が必要です。

しかし、25倍のレバレッジを利用すれば4万円の資金があれば取引をすることができる。

わかりやすくするために、計算式を書いておきます。

25倍(レバレッジ)✖️ 4万円(資金)= 100万円

最大で25倍のレバレッジを使えることが、FXの最大の魅力と言えるでしょう。

まとめ

以上がFXの仕組みと利益の出し方の解説でした。

まとめをしたのリストに記しておきます。

  • FXは『ロングエントリー』と『ショートエントリー』ができる。

  • 『ロングエントリー』は取引している通貨の価格が上がれば利益になる。

  • 『ショートエントリー』は取引している通貨の価格が下がれば利益になる。

  • FXは主にキャピタルゲインで利益を狙っていく投資である。

  • FXはレバレッジを利用することができ、最大で資金の25倍の取引ができる。








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