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裏金問題は政治倫理審査会でシャンシャン?

2024年2月29日-3月1日、自民党の裏金問題を受け、衆議院政治倫理審査会が報道機関も含めた完全公開の形で開催されます。裏金問題はこれで幕引きとされてしまうのでしょうか。
今回は2024年2月16日、滋賀県・大津市での「山本太郎とおしゃべり会」からざっくり文字起こししました。


質問者:
裏金問題は政倫審(政治倫理審査会)開いてシャンシャンで、フェイドアウトされ、なかったことにされるのでは? 自民党がこのままのさばる図式、なんとかならないのか

山本太郎:
今の見立てっていうのは私の見方とも非常に近いかなと思います。つまり、(裏金問題が)コンテンツ、テレビで見る作品として消費されてしまう。

例えば森友問題。大炎上しましたよね。みんなが注目するけれども、やっぱり視聴者って見てる間にだんだん飽きてくるんですよ。でもこれ、ものすごく重要な問題なんです。みんなの財産である国有財産をタダ同然で差し上げるようなことが行われたり、それをごまかすため公文書が改ざんされたり、責任を感じた公務員が命を落としたり。総理を守るためにいろんなことが行われた、とんでもない話なんですよ。(中略)マスコミが露出を増やしていくが、国民は飽きていく。もちろん、そこを忘れない、それはまずいことなんだって言う人たちはいるけれど、おそらく多数派ではないでしょう。多数派だったら政権交代、起きてるんですよ、とっくの昔に。

今回、この裏金問題。お金の問題はやっぱりみんな恨み、結構あるはずです。(中略)でもこれもそのまま行っちゃったら、おそらく、泥棒にこの先のルールを一緒に変えていくような場を与えることになる。泥棒した人間たちに、その泥棒しづらくするようなルール、みんなで決めようみたいな話、おかしい。だから、ルール改正をもって免罪にするというか、救いの手を差し伸べるみたいな甘いことやってどうすんだよ野党、ってことなんです。

「徹底的に分かりやすく、全ての国民が納得いくぐらいの調査内容を出してこい」と。で、「お前らどうやって責任とんねや。当然、自分で辞職する者もおるよな」って。「これだけ世間を騒がして、これだけむちゃくちゃやってきたんだから、当然何人かは首を取られなきゃ、もうこれ収まる話じゃないからな」っていうような迫り方。「予算、それまでは一切審議しないからね」って。「大丈夫、暫定予算も立てられるわけだし。補正(予算)もやる」っていうような戦い方。本当、それぐらい詰めなきゃだめなんですよ。でもそうはなってない。ぬるぬると審議やりながら。審議の場がなければ追求できないじゃないかとか、そんな話じゃない。もう新聞とかいろんなところで十分調べてくれてる。これまでの国会質疑でもできてるんですよ。参議院の小西さん1人だけでも十分なんです。質疑だけで考えたら、小西さんの質疑が一番秀逸。それぐらい素晴らしい質疑やられてるけれども、でも、このままおそらく衆議院で予算が通り、参議院で通りってなってる間に、もう(裏金問題の)コンテンツとしての価値、一気に下がりますよ。

少数だから戦えないんじゃなくて、少数派だからこそ、この(裏金)問題をさらに、みんなに大問題であるってことに気づいてもらいながら、徹底的に戦うっていう姿勢を持って(欲しい)。今、この炎上を一緒になって収束していく方向になんとなくもっていってんじゃないかなって感じちゃうわけです。

どうしたらいい?ってことだけど、やっぱりなんだろうな。安住国対(安住立憲民主党国会対策委員長)、変えるしかないんじゃないですか? 全然戦わないんだなっていう。(中略)

今ある中でやっていくってことを考えた時に、この状況っていうのはなかなか止めづらい部分ありますね。でも国民の怒りっていうのは一番でかいんですよ。気にしてますから。ネットばっかり見てるでしょう、立憲民主。だから「徹底的にやれ」「衆議院、このまますんなり通すなよ」というような圧力をかけるのは有権者としてはありかもしれません。特に(立憲)支持者の方にはそのような形で、「あっさり通すな」と。「一旦補正予算ぐらい組ませろ」と。「被災地第一にしろ」と。「徹底的に戦って暫定予算組んででもこれは延長させるんだ」というようなことを求めていくっていうのはありかもしれません。

元動画はこちら↑


れいわ新選組は少数会派のため衆議院の政治倫理審査会も予算委員会にも席がありません。政倫審でシャンシャンとならないよう、席がある野党のみなさんには徹底的に闘って欲しいと思います。

証人喚問やるべきですよね…。

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「れいわmemo」は、れいわ新選組ボランティア有志による情報サイト「We Are れいわ新選組」(https://reiwas.info/)のnote部門です。


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