見出し画像

原発廃止!!でも電力は足りるの⁉(れいわ新選組代表 山本太郎)

前回の話はコチラ

原発即時廃止の必要性はおわかりいただけたことと思います。
しかし、この冬、電力需給の逼迫による「危機」が報道され、経産大臣も同様の言及をしていました。原発即時廃止が必要だとして、原発なしで電力は足りるのでしょうか?

電力需給は本当に逼迫していたのか?

山本太郎さんがデータなどに基づいて説明していますので、詳しくは動画を見ていただきたいのですが、ざっくりまとめると次のようなお話です。

(1) 燃料〔石炭・LNG(液化天然ガス)・石油〕は逼迫していない。

石炭・石油の在庫は十分ある。

画像3

下のグラフに示すように、LNGの在庫も増加傾向に転じ回復していた。

画像4

(2) 全国でみた供給予備率によれば、電力需給は逼迫していない。

電力は需要の変動幅に対応するため、計画上最低3%の供給予備率の確保が必要とされ、供給予備率が3%を下回る場合は、電力需給が逼迫しているといえる。
今冬の供給予備率のグラフをみてみると、確かに個別の電力会社では3%を下回るところがあったが、全国合計でみると3%を下回ってはいない。

画像2

(3) 電力会社間で電力を融通する仕組みができている。

東日本大震災以降、電力の安定供給のために、異なる電力会社のエリア同士で電力の相互融通ができる体制が強化されている。つまり、足りないところに、足りているところから電気を融通する仕組みができている。足りなければ他からもらえるのである。

(4) 既存の火力発電の能力で原発の電力分は十分に賄える。

下に示すように、現在稼働中の原発の発電量よりも、計画停止している火力発電設備の発電量の方が大幅に多い。原発を停止することで不足する電力は、計画休止を調整することにより既存の火力発電の能力で十分に賄うことができる。

画像2

結論
「全国的に電力需給が厳しい」は ”嘘”

では、どうしてこんな”嘘”が出回るのでしょうか?

電力需給が逼迫したことにした方が都合がいいのは誰?

山本代表は次のように述べています(一部文字起こし)。

山本太郎
「電力が足りないんです、電力が大変になってるんです」ということを言って都合がいい人がいるんですよね。それは市場の8割を占める大手の電力会社。① 再生可能エネルギーの不安定性を強調したい、② 安定電源(原発)の必要性を強調したい、という話だと思います。

(中略)

電力が足りない? だったら動かせる発電所を動かせばっていう話なんですね。原発以外にもたくさんエネルギーを作り出せるわけですから、どうしてそれしないの? 「電力が足りないんです、大変なんです」ということを大々的に宣伝する。しかも、この3月11日、東電の原発事故から10年経ったという、こっから先、やはり原発をさらに動かしたりとか、できれば新設したいとか、いろんな思惑がある。だからこそ、こういうプロパガンダ「電力が足りない」ということをいい続けているってことなんですね。

でも心配しないでください。余力があります。動かせる設備は存在している。足りないんだったら、動かせば足りるようになるわけです。原発以外で。

れいわ新選組のエネルギー担当大臣、辻村ちひろの見解

辻村ちひろ:
万一逼迫したとしても、予備率3%を下回るほんの短い時間だけ、その時に停止しているその他の火力を動かすことで十分に回避できる。
二酸化炭素の排出が瞬間的短時間に増加しても、継続的でなければ年間の排出量に大きな影響はない。

再生可能エネルギー100%が難しい現状では、繋ぎとしてのLNGを進めながら、緊急時には一時的にその他の火力を動かすことで、エネルギーの安全保障は保たれる。
つまり原発は即時禁止可能であるし、今後は再生エネルギーに転換を進めることで火力の比重を下げることも可能。

電力は足りているの?
足りています。
原発はやめられるの?
やめられます。
そういった政治を前に進めていくのが れいわ新選組 です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?