見出し画像

消費税は景気を悪くするだけじゃない。働き方をも壊す悪税だ!

消費税、お財布に痛いですね。消費税は私たちの消費を抑制し、日本の長く続くデフレの大きな要因となってきました。しかし、消費税の問題はそれだけじゃありません。あまり知られていない恐ろしい問題があります。

今回は2021年5月7日、岡山・倉敷駅前での街頭演説から、一部文字起こししました(1時間45分頃から再生されます)。

山本太郎:
消費税がまずいのは何か。あなたの財布を直撃するばかりではなく、中小企業の首を絞めるだけじゃなく、もうひとつヤバイのは何かって言ったら、働き方が壊されることなんです。消費税は働き方を壊す税です。つまりは何か。

事業者。会社をやっている人、仕事をやられている方々、当然消費税は安く払いたいですよね。納税額を低く抑えたい。当たり前の話です。納税額を低く抑えるシステムの中に働き方を壊すという仕組みがビルトインされてしまっている。つまりどういうことか。事業者は消費税支払いを減らすために正規雇用を避ける傾向が生まれるってことです。

消費税、納めるときにそれを安くしてもらえるよ、控除してもらえるよっていうシステムがあります。「仕入れ税額控除」です。仕入れの分に関しては控除してあげる、安くしてあげるっていうシステムです。

年間の売上から年間の仕入れを引くんだよっていうような、雑に説明しますけどこんな感じです。

「仕入れ税額控除」とは
年間納税額=年間売上高×10%-年間仕入高等×10%
「年間仕入高等」
商品の仕入れ、外注費、派遣会社への支払い費、接待費、広告宣伝費など

消費税の納税額を下げるために差っ引いてもらえる「仕入れ」の中には、商品の仕入れとか外注費とか派遣会社への支払い費とか、そういうものも含まれている。つまり何か。人件費には含まれないんだけど「物品として扱われる人間」が含まれるってことです。派遣労働者であったりとか外注、外に労働者を発注した場合にこの消費税を差っ引いてもらえる「仕入れ」に入れられる。人件費じゃないんだ。正社員ならば人件費。一方で派遣や外注労働者っていうのは「仕入れ」、物品扱いになっちゃうってこと。「派遣などの外部発注の労働者は人件費とならず物品扱い」ならば、正規の雇用でまともに消費税を納税していくよりも、正規で雇う分を外注していくという形を取ったほうが、消費税の納税額は低く抑えられるんですよ。結果どうなったかって。そのような働き方がこの消費税もとに増えていってますよ。

消費税ってただ何%かレジの前で払わされるだけじゃない。あなたの働き方を壊すっていうことがビルトインされた税制なんですよ。こんなのありえますか。不安定な働き方を増やす。その原因が消費税にあるってこと。おかしな話でしょ。半年後、1年後の自分も想像できないような、そんな働き方を増やす役割があるって、ちょっとなくないですか。

消費税はいろんな人の首を絞める。あなたの財布だけじゃない。中小企業の首絞めるだけじゃない。働き方も壊されていくというような役割が消費税には存在しているんだということでした。

画像1

動画(1時間32分頃~)では、今回文字起こしした「消費税は働き方を壊す」ということ以外にも、

・消費税は消費を減らす効果をもつ。
・消費税は法人税や所得税の減税による減収分を穴埋めするために導入された(直間比率の是正)。
・消費税は社会保障には一部しか使われていない。
・消費税は上がっているのに社会保障は削減されている。
・消費税は低年収の人により重くのしかかる税である。
・消費税は中小企業を苦しめる税である。

ということがわかりやすく説明されています。
是非動画をご覧ください。

この記事を読んで「なるほど~」と思った方は、ぜひSNSでシェアしてください!
みんなでれいわ新選組を広めましょう!


(=^・ω・^=)ノ ---------------------★

れいわ新選組 公式サイト
https://reiwa-shinsengumi.com/

支持者&ボランティア向け情報サイト「We Are れいわ新選組」
https://reiwas.info/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?