雪かきは誰がどこまでするのか問題
雪が降るとなんだかテンションがあがりますよね!
40歳にもなりましたが、やっぱり僕もそういった部分があります。
先日東京で6センチほどの積雪になりました。
いつもの都会の景色がうっすら雪化粧をすることに浮かれ、写真を撮り、Instagramに投稿したり・・・
が、次の日、僕は反省すべき気づきがあったのでこれをシェアしたいと思います。
それは朝の雪かきです。
雪かきは誰がどこまでするのか?という問題。
そんなの別にほっときゃ溶けるし、やりたいなら手の空いている人がやればいいんじゃない!
ぶっちゃけ僕もそう思っていました。
こういった部分は軽視されがちですが、実は人間関係において重要で、若いうちから持っておいた方がいいと思ったのシェアしたいと思います。
雪かきに対する高齢者との感覚との違い
まず自宅と近隣の位置関係をざっくり説明します。
公道から少し奥に入った場所に僕の自宅はあり、共有の私道があります。
そして僕以外みんな高齢者です。それも後期高齢者。
その私道に積もった雪を近隣の高齢者の皆さんは、積極的に雪かきしていました。
ぶっちゃけそこまでの雪でもありません。
それに明日の予報は晴れ。これ以上降り積もることは無い。
ほっとけば溶けるだろう・・・
そう思い僕は雪かきをしませんでした。
が、雪かきをしていた近隣の高齢者の皆さんは僕の雪かきへの参加を待っていたのです。
雪かきをせずに仕事に向かおうとする僕に
「今度は手伝ってくれよ!」と言われてしまいました。
「あー手伝えばよかったな」という気持ちと
「そこまでの雪でも無いんだから、別にいいだろ!」
という気持ちがちょうど半々でモヤモヤした気持ちで職場に向かいました。
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そこで雪かきをしている人を観察してみました。
若い世代も住んでいますが、ほとんど雪かきをしているのは高齢者でした。
若い世代はマンション住まい、高齢者は昔から土地を持ち、一軒家で住んでいる。
ということが背景にはあると思います。
ですが、そういった環境の違いから「当たり前な感覚」が僕と高齢者とではズレているなと感じました。
「共有の通路だったり、自分の持ち場以上に助け合う精神」というものを持っていてるのです。
ここの意識が僕には欠落していました。
しかし!
だからと言ってそれに合わせなきゃいけないとは僕は思いません。
基本的に「高齢者を敬う」という心が僕はありません。
地方では自然豊かで環境的には素晴らしいのに、高齢者の昔からあるしきたりを強要するような圧力に耐えられずに、その村を出ていく若者は結構いるようですね。
「老害」という言葉もあるように、年齢が上だからとか、経験が長いからとかいう理由だけで偉そうにしているクソジジイは大嫌いです。
高齢化社会が加速する中で、現役世代の社会保障負担がとても重くなっているという事実があります。
それは仕方のないことですが、それに当たり前だろといったような態度には腹が立ちます。
(※僕の近所の高齢者の皆さんはとても良い人達です。)
とはいえやっぱり体力は40歳の僕の方がある訳です。
体力がないのに自分の持ち場以上に雪かきをしようとする高齢者の気持ちを理解し、共有部分の雪かきを積極的にするべきだったなと反省しています。
高齢者を敬うということ
ここで今回の雪かきの気づきをまとめると、
「高齢者世代」に対して、僕は現役世代としてこれからも立ち向かっていきたいと思っています。
しかし人としての「高齢者」に対してはやっぱり敬うという気持ちは持っていたいと反省しました。
ここが混同しないようにしていきたいなと。
電車で高齢者に対して席を譲るといったことは若者はやっぱりすべきですよね。
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僕はその反省の気持ちから、勤め先の店の前の雪かきをまず一番最初にやりました。
やってみると気づくのですが、思ったより重労働。
おおかたの雪はすぐに片付くのですが、コンクリートに薄く雪がこびりつき、これを取るのが結構大変でした。
取らないと凍りついて滑ってしまうので丁寧にやれば中々大変です。
やってみると気づくことってあるんですよね。
感覚の違いを理解するって結構重要かもしれない
そんな雪かきをしている時にふと思ったこと。
実はこういうことの方が宣伝としても効果があるんじゃないかと言う事。
僕は今、店の集客や認知拡大を目的に、Instagramで1日おきのペースで発信しています。
それはもちろん大切な事だと思っていますし、簡単なことではありませんがこれからも続けていきたいと思っています。
しかし店に来客してくれる方は高齢の方が多いという現状があります。
こういった高齢者の方には、Instagramで、美味しそうなものを発信することよりも、店の前の雪かきを積極的にする姿の方が、よっぽど印象はよく、集客につながる行動なんじゃないかと思ったりする訳です。
今はどこの飲食店も美味しく、美味しいものを提供するだけでは集客することは難しくなりました。
そして飲食店は、発信することも当たり前の時代になりました。
SNSでの発信で差別化するのは非常に難しいです。
だとしたら地味ではありますが、毎日店の前を掃除するだったりといった事を継続的にやるいう事が改めて重要だし、逆にその価値は高まっていくんじゃないかと思ったという話でした。