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知っておくべき!あなたの仕事の本当の価値はどこにあるのか?(本編vol.1)

おはようございます。

今回は個人レストランの取扱説明書の本編です。
しっかり理解し、正しく働いていきましょう!

でもそもそも正しく働くって何?
という事をまず考えてみて下さい。

こんな感じではないでしょうか?

ステップ1   言われた指示をその通りこなす事。
ステップ2   料理を理解し、自発的に行動できる事。
ステップ3   人に指示をだし、行動させる事が出来る。

これは正しい働き方です。
店やオーナーの為に力を尽くす素晴らしい精神です。
しかし、これが真っ先に頭に浮かんだあなたは黄色信号。
よく考えた上、これしか出てこないあなたは赤信号です。

では本編です。
先に結論から言います。

①サラリーマン(勤め人)であるという理解。
②オーナーシェフの為に全力を尽くせ。

項目としてはたったの2つだけです。

   サラリーマンで(勤め人)であるという理解。

あなたはサラリーマンです。

「そんなの知ってるよ!だからどうしたんだ!」

こう思っていましたか?

ではサラリーマンは誰に何を売って、サラリー(給料)をもらっているのでしょうか?

ここをハッキリと明確に意識する事が重要です。

この表を知ってますか?
これは名著「金持ち父さん 貧乏父さん」からの引用です。

この表は働く僕たちの住む世界は4つの世界しかないという事です。

そして更に個人レストランにおいては、直接的に関係しているのは2つだけです。

①私達、従業員(employee)  E
これは、料理長、支配人、副料理長、主任クラス、平社員、さらにアルバイト。
全員がEに属している。

②オーナーシェフ(business owner) B
ただ一人。

つまり2種類の人間しかいない。

左側にあるE S
右側にあるB I
これを分ける赤い縦の線が今回最も大切な境界、時間です。

では冒頭の質問に戻ります。

私達従業員(サラリーマン)は誰に何を売っているか?

答えは
オーナーシェフに時間を売っている。
その対価として給料を貰っている。

そしてその時間はオーナーシェフにあなたの持っているものを全て捧げろ!

これが正しい働き方です。

          深掘りします。

順番に解説します。
まずはオーナーシェフについて。

オーナーシェフに与えられた時間は全てを捧げて下さい。
調理場にはひとつの料理を創り上げる為にそれぞれ役割があります。

フランス料理を例にあげます。

シェフ      料理を取りまとめる。全体の指揮者。
スーシェフ    シェフの右腕、又は管理。
ポワソニエ    魚料理担当
ロティシエール  肉料理
アントルメティエ 冷菜 前菜
パティシエ    デザート

レストランの規模によって勿論変わってきます。
兼務していたり、明確には分かれていなかったり色々ありますが、オーナーシェフの料理の一部となり料理をつくる事、その為に料理を学ぶ事。

これは皆さんやっていますね。
でもこれだけの人はちょっと足りません。

オーナーシェフの為に尽くすという事は、料理をつくることだけではありません。

まだ未熟なあなたには何も出来る事はないでしょうか?

あなたには若さがあります。
例えば元気いっぱいに挨拶をする。
(そういうの嫌いな人もいるので一概には言えません。)
若いあなたが自分の店で一生懸命働いている姿はオーナーシェフにとって嬉しいはずです。

例えば貴方が休日勉強の為にレストランに食事に行ったとしたならば、それをオーナーシェフに伝える。

料理以外でもプライベートでオーナーシェフが好きそうな事、情報は伝える。

それを仕事だと意識してやっていますか?

俺の仕事は料理をしっかりつくる事だ!
自己アピールをする必要はなんかない!

こう思っていませんか?

私もつい数年前迄ずっとそう思っていました。
でもそれは違う事がわかったのです。


確かに自己アピールする事が目的ならする必要はないですが、それでオーナーシェフが喜ぶのであればやるべき事です。

          更に深掘りします。

何故か?
オーナーシェフを喜ばせて、オーナーシェフのパフォーマンスをあげる事があなたの仕事の価値の全てだからです。

あなたはオーナーシェフにどういった魅力を感じでいますか?

料理の味付け、盛り付け、知識
それ以外にも、人格 マネージメント 考え方
などでしょうか。

これを感じているのはお客さんも同じです。
それによってレストランが成り立っている。

つまりオーナーシェフの存在そのものがレストランの最大の魅力なのです。

オーナーシェフのパフォーマンスが上がれば、お客さんは喜び、また来てくれる。
結果売り上げが出来る。

自らがお客さんの前にどんどん出て行くタイプのオーナーシェフもいれば、自分は一歩引いて全体の調和を大切にするオーナーシェフもいます。
でもそれはそれぞれタイプの違いなだけであり、オーナーシェフのモチベーションは最重要事項だと言える。

僕達従業員は日常の仕事をこなしながら、オーナーシェフの存在そのものを学びます。

厳しいですが、指示を待っているだけダメです。
自分でどうしたらオーナーシェフが喜ぶかを考えて行動する事を常に意識することがあなたの仕事だ。と明確に意識する事が大切です。

     更に厳しい事実をお伝えします。


あなたはオーナーシェフに時間を売っている。

言い換えると

オーナーシェフは自分のパフォーマンスを最大に出す為にあなたの時間を買っている。

つまりオーナーシェフはあなたの事を本当に親身には考えていません。

店は何も教えてくれない!おもしろくない!

この考え方で受け身で何か望んでいても未来は何も無い。
教えてもらうという考え方は捨てて下さい。

それは自分自身でやるしかない。
というかその部分の契約はないんです。

厳しいですね。
しかし、これが現実です。
あなたはここまでやっていましたか?

今迄でも十分辛い!更にまだ足りてない?
うるせーな! やる気になんねーよ!

というネガティブが爆発寸前のところかと思いますが、安心して下さい。ここからはポジティブな話です。

というのは逆にあなたの仕事は以上です。
他の事はやる必要がない。
出来れば断りたい。

上司から指示を受けた事を断る事は難しいかもしれません。
ただそういう仕事は気持ちを入れないでやる事だけでも、自分自身が楽になります。

今回はこれをもっとやりなさい!
という厳しい内容となりました。

次回はこれはやらないで下さい!
という事についての内容になります。

ここを明確に理解し、正しい働き方を理解しましょう!

お疲れ様でした。
また次回。



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