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知っておくべき!あなたの仕事の本当の価値はどこにあるのか!(vol.2)
おはようございます。
今回もよろしくお願いします。
前回のおさらい
①サラリーマンはオーナーシェフに時間を売っている。
②オーナーシェフには自分の全てを捧げろ!
という事を書きました。
毎度お馴染みの「金持ち父さん、貧乏父さん」です。
今回は左側のE S
右側のB I
の赤い縦軸の境界の話になります。
では本題スタートします。
時間は最大の有限資産
今回最大のポイントなのが、赤い縦軸の
時間です。
では一緒に時間について意識を改めて考えてみましょう
従業員 E オーナーシェフ B
更に他の自営業者 S 投資家 I
ビジネスにおいて4つの世界で生きる人間にとって時間とは全ての人に与えられた平等な権利です。
1人の24時間という持ち時間。
従業員はオーナーシェフに時間を売ってお金をもらっている。
つまり、時間外に会社の為に働く必要はない。
時間外に働く事はしてはいけない。
あなたに与えられた24時間をどう使うかの連続が、言い換えれば人生という事です。
確かに「あなたは何時から何時迄が仕事の時間です。」
と明確になっている個人レストランは少ないと思います。
その事はこれから徐々に改善されてくる事だと思いますが、現実すぐには難しい。
問題は会社の利益追求の為に人件費を削り、過酷な労働やただの作業のような事を終わるまで強制されるような事が日常的にあるという事です。
「そんな事言ったって、職場でやれって言われたらやるしかねぇだろ! 無駄だよ!」
こう思いましたね!
これは間違いない事実です。闇は深い。
僕も絶望しました。
しかしやっぱりこれじゃダメだと僕は思ってます。
飲食業を盛り上げたい!とかそんなスケールではないし、別にどうでもいい。
でも料理が好きなのに、会社に時間を奪われて、料理人を辞めていく後輩を目の前で何人も見てきた。
そして18年やってきた僕も廃人寸前です。
最期のつもりで書いてます。
もう少しつきあって下さい!
実は最大の敵はオーナーシェフではない
途中なのに少し熱くなってしまいました。
すみません!戻ります。
あなたは時間をオーナーシェフに売っている。
あなたにとって時間というのはあなたの商品です。
例えばあなたが1000円の本を買ったとします。
当然お金を払います。
そして読んでみて、しっかりと書いてある。
けれども、なんだか内容が微妙だったなと感じて、価値としては800円くらいだったかなと思ったとします。
その時あなたは本屋に行って、
200円返せ!や もう200円分の内容をよこせ!
などの強気な言い方は別として、そんなクレームをいいますか?
本に不備があって白紙のページがあったとか、ものすごく汚れているなどがあった場合以外はクレームは出さないですよね?
オーナーシェフはあなたの時間という商品を買っている。
例えあなたの仕事成果が低く、怒鳴る事はあっても、その事を理由に時間外に労働をさせる事は無茶なクレームである事をわかっている。
そして僕たち従業員は労働基準法により、公の口論に発展した時に、強い側面がある事も知ってる。よって強制する事はできないのです。
更にオーナーシェフは、選択肢があります。
あなたの仕事に不満があった場合
・別の人間にやらす
・自分でやる
・その仕事自体をやめる
・その仕事を外部に委託する
その為、あなたに執着し過ぎる事はありません。
ではあなたの時間を奪ってくる最大の敵は誰か?
それは同じ従業員Eに属しているあなたの上司です。
上司が時間を奪うメカニズムを解説
まずはあなたの時間を奪ってくる上司の特徴をあげました。
①考えが凝り固まっている
②サラリーマンという理解がない
③オーナーシェフへの執着
④評価されるレベルが高い
⑤選択肢がない。
あなたの頭に誰か思い描かれましたでしょうか?
この5つを簡潔に解説します。
まずは考えが凝り固まっている(①)上司は危険です。
どうにか距離をとるようにしないとあなたは搾取されてしまう可能性が高い。
特徴として、その上司の昔の話を誰も聞いてないのに話をしてくる上司です。
「俺がお前くらい若い時は、お前より全然朝も早かったし、休み無しでぶっ通しで働いたよ!」
こんな事を言ってくる上司いませんか?
言ってこなくても心ではこう言っています。
「俺はやってきた!それが当たり前の世界なんだから、お前もやるのが当然だろ!」
こんな事を目の前で辛そうに苦しんでいる若手料理人に容赦なく浴びせ、なんだかちょっと嬉しそうにしているそんな光景。
そんな上司はもちろん時間は有限(②)という感覚など皆無です。
オーナーシェフへの執着(③)はこれはちょっと難しい問題です。温度差というのが1番適切でしょうか。
前回オーナーシェフには全てを捧げろ!という話をしました。
ですがあくまでも、自分のできる限り、時間の範囲内での話。
オーナーシェフがまだ無名の頃から共にやってきた上司達はオーナーシェフに全てを捧げ、共に時代をつくってきました。
そんな上司達とオーナーシェフの絆はとても強い。会社にとって、とても重要な存在です。
その上司の絆の強さが当たり前だと凝り固まってしまう。
若い料理人にそれを求めてしまう。
若い料理人は若い料理人なりに会社の事やオーナーシェフの事、料理の事を思っています。
方向性は同じなんです。
でも上司にしたらその熱量が全然足りなくて、高圧的に火をつけようとする。
これが恐怖なんです。
でも当たり前だと思いませんか?オーナーシェフと付き合いが長い人と入ったばかりの新人が同じ熱量な訳がない。
でもそれが見えなくなってきてしまうんです。
何故か?
それは上司が求められているレベルが高い(④)からです。
これだけを切り取ると仕事が出来る、素晴らしい事である事は間違いありません。
前回書きましたが、あなたが新入社員だとしたら、元気な挨拶、意欲を見せるだけで嬉しいオーナーシェフも仮に料理長の立場だとしたら、どうでしょうか?
・新しくメニューを開発
・既存の料理をブラッシュアップ
・イベントなど企画
などが必要になります。
日常業務としても
・従業員やアルバイトのシフトを管理
・より良いオペレーションや人員配置を検討
・売上アップと原価率の見直し
まだまだ細かい事を入れれば、沢山あります。
日常業務を行いながら、オーナーシェフを喜ばす事のレベルが新入社員とは桁違いに高いのです。
それは1人では難しく、部下を使います。
上司は、オーナーシェフを喜ばせる目的の業務内容が大きすぎてしまう。
その目的達成の為の手段が部下を使うの一択。(⑤)
あなたは説明も特にないナゾの仕事に振り回されて、時間を搾取されてしまいます。
以上が、個人レストランにおける働き方の取扱説明書です。
理解いただけましたか?
どうか理解して下さい!
会社の為に全エネルギーを使い果たしたあなたの末路は
捨てられる・・・
ではあなたは実際どのように働けば良いでしょうか?
次回具体的に書いていきたいと思います。
今回はこの辺りで終わります。
最後までありがとうございました。
お疲れ様でした。
また次回。
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