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「世界最高の話し方」とは!?

みなさんこんにちわ!前回はプレゼンに関する記事を作成しましたが今回は話し方に触れたいと思います。この記事は名著『世界最高の話し方――1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた! 「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』を引用しております。ご興味ある方はぜひご一読ください。

この本の著者の岡本純子氏は伝説の家庭教師と称される話し方のスペシャリスト。それも教えてきた相手は大企業の社長や役員、官僚や政治家と誰もがその名を知るリーダーたちです。彼女が経歴凄まじく、元々は新聞記者として活躍していましたが、家庭の事情で退職し渡米。全米屈指のエリート名門校の一つマサチューセッツ工科大学でコミュニケーションについて研究します。さらにハーバードロースクールで交渉術を学び、アメリカの一流の経済人・政治家・学者といった「知の巨人たち」から様々な教えを学びました。
今日はそんな岡本氏が提唱する話し方の極意を要約してお伝えします。

①「ど」で質問する

一つ目は「ど」で質問する。いきなり独特な表現ですが質問です。

”話し方で一番ネックになるのは何でしょうか?”

おそらく答えはネタですね。仮に話し方がつたなくてもネタ切れさえしなければ会話は続くでしょう。反対にどんなに喋り方が上手でもネタ切れすれば終了です。著者が紹介するネタ切れを防ぐテクニックが

「ど」から始める質問です。

「ど」から始める質問とは文字通り「ど」から始まる質問なのですが、わかりやすい言い方をすると6W1Hです。

どんな時(When)
どこで(Where)
どの人(Who)
どうやって(Which)
どんな(What)
どうして(Why)
どのように(How)

この六つで質問して行きます。

どう思いますか
どんな○○が好きですか
どうしたいですか
どこの出身ですか
調子はどうですか
どうしたらいいですか

これら三つの質問をするだけで会話がネタ切れになることはないでしょう。実はこの「ど」の質問にはとても大きなメリットがあります。

それは相手にしゃべらせることです。なぜ相手にしゃべらせるといいのか。それは人は自分のことも話すと気持ちが良くなるからです。ハーバード大学の神経学者の研究では自分の話をする時、食事やセックス、ドラッグなどによって分泌されるホルモンであるドーパミン放出と関連する脳の部位が活性化することが分かっています。つまり人は話すことで気持ちよくなる性質があったのです。以上を踏まえ、ネタ切れを防ぐには質問をすることが最強だったのです。

②「ミカンほかん」で褒める

これもまた独特な表現ですね。これはリーダーの話し方で必要不可欠とされるものとのことです。そもそもですが、リーダーは部下の協力なしに成果を出すことはできません。したがって部下のモチベーションを上げることが必須になってくるでしょう。ではどうしたら部下のモチベーションを上げることができるのか。その一つが褒め方です。著書の紹介する一流の褒め方が

ミカンほかんの法則です。

みかん保管の法則とは

承認(みとめる)→ 共感 → 賞賛(ほめる)→ 感謝

み → かん → ほ → かん

この四つを組み合わせて褒めることをミカンほかんの法則と呼びます。

具体的に見てみましょう。

承認(みとめる):相手の存在や行動に気づき認めることで

”なるほどそういう考えもあるよね”

”最近頑張っているね”

と相手の行動や変化に気づいてあげましょう。

共感:相手の気持ちが意見に同調し賛同、肯定すること。

”確かにそのとおりだね”

相手の意見を肯定する。

賞賛(ほめる):優れた点を褒めること

”素晴らしいセンスだね”

”頭がいいね”

と称賛することで相手のモチベーションは上がるでしょう。

感謝:ありがとうと礼いうこと。

”いつも気配りありがとう”

”助かったよありがとう”

と感謝をすることで相手は次も頑張ってくれるでしょう。
このように部下のモチベーションを上げたければ相手を褒めることが一番効果的だったのです。

③「ハンバーガー」で話す

モチベーションアップには褒めることが最適でした。ここでも質問をしましょう。皆さんは説明は得意な方でしょうか。おそらくほとんどの人が苦手と答えるでしょう。ということで話し方のスペシャリストから説明のルールを学びましょう。著者が紹介するのはハンバーガー話法です。

ハンバーガー話法とは冒頭でこれから何を話すかを告げた上でその話をし、最後に何を話したかをまとめるという話し方です。

結論 → 中身 → 結論 の順で話していきます。

例えば

結論:今日は話し方で人生は変わるという動画をお届けします。

中身:話し方で人生は変わるのは○○だからです。

結論:話し方で人生は変わるについて紹介しました。

こういったように結論と結論で中身を挟んだまさにハンバーガーのように説明をすることで分かりやすい説明になるのです。
以上を踏まえ説明はハンバーガーのように結論と結論で挟みましょう。そうすることで誰もが納得する説明にすることができるでしょう。

④ヤッホーと叫ぶ

これもまた独特ですね。最後はプレゼンのルールについて触れたいと思います。皆さんはプレゼンで緊張することはありますか。これもイエスという答えがほとんどでしょう。どうしたら緊張しないで話すことができるのでしょうが紹介する方法がヤッホーです。

ヤッホーの法則とは山登りした時のようにヤッホーを3回叫ぶ。1回目はドの音階、2回目はミの音階、3回はソの音階で叫びます。そして三回目の音程と音階を保ったままプレゼンに望みます。

言うもまでもなく、心の中で唱えればいいです。何もせずに大声を発するのとヤッホーの法則を使うのとでは印象が180度変わるそうです

以上を踏まえると、プレゼンで緊張から解き放たれるには心の中でヤッホーと叫ぶことで緊張の緩和と同時に聴きやすい声でスタートできるということです。

まとめ

このような話し方のノウハウ本はたくさんありますが、この岡本さんはその経歴から見ても世界レベルの方なので独特な表現ですがどれもまとを得ていますね。私も仕事上外国人とお会いすることも多く、話し方はいつも工夫しているつもりですがなかなかいい形が見つかりません。こういった一流の方の発想を取り入れてスキルアップしていきたいと思います。




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