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「線香をたく」の「たく」はどの漢字?
趣味でお線香をたいている私。
お仏壇だと「お線香をあげる」ともいいますが
我が家は仏壇はないので
普通に「お線香をたく」。
線香をたくの「たく」という漢字は
いつも「焚く」と書いていますが
「焚く」という字の印象が
焚き火のイメージが強くて、
じゃんじゃん火が燃えている様子を思い浮かべてしまい、
お線香が燃える感じとは少し違うのよねと
いつも思っています。
「焚」という字は、見た目そのまま、
火と林から成り立っていて
火で林を焼く意を表しているそうです。
また「燃料を燃やす」
「火にくべて燃やす」という意味も。
ですので
お線香が木と草からできていることや
火をつけて使うことを考えると
「お線香を焚く」で合ってはいるのですけど。
![](https://assets.st-note.com/img/1713442764843-RGVelMJLYq.jpg)
「焚く」以外に「炷く」という漢字があり、
こちらのほうがお線香のイメージに近いなと
感じています。
「炷く」の字にも「線香をたく」という意味はあるのですが
ただこちらの字は、香道で使われる言葉のようです。
そして「炷く」という漢字。
パソコンやスマホでは絶対に出てきません。
ですので普段は「お線香を焚く」と書いています。
ちなみに「薫く」という字も「たく」と読みます。
私は、火は使うけど、直接つけずに
お香を温めることで香りを発生させる
「練香」というお香をたくときは
「薫く」という字を使っています。
「焚く」よりも「薫く」のほうが
オシャレな感じがしませんか?(笑)
「薫」の語源は
貴重な香草を火でいぶして、くゆらせるという意味だそうです。
練香は平安時代からあるお香で
「空薫物(そらたきもの)」または「薫物(たきもの)」と言うこともあります。
ですので、練香をたくときは「薫く」。
意味からすると「お線香を薫く」でも
合ってはあるのですけど
なんとなく使い分けてしまってます。
ちなみに今日、4月18日は
「お香の日」なのですが
どうしてもいつも忘れてしまい、
皆さんの投稿を見て
「そうだった!」と思い出すという、
へっぽこぶりです(笑)
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