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宝塚記念データ解説・穴馬、本命予想

∴安田記念後記

6月1週目に行われた、上半期マイル王決定戦
「安田記念」では4番人気のソングラインが
前走を彷彿とさせる末脚で、連覇を果たしました。私は
本命馬:ソングライン
対抗馬:セリフォス
穴馬:シャンパンカラー
を賭けたので、三連単は的中しませんでしたが…プラス収支にすることができました!!この好調を宝塚記念でも活かしたいです!(笑)

∴宝塚記念出走馬

今年の上半期グランプリは、錚々たるメンバーが顔を揃えた。世界ランキング1位で連対率100%のファン投票1位:イクイノックスや
G1連勝を目指す、ファン投票5位:ジャスティンパレス、復活を誓うジオグリフやジェラルディーナ等強者達が揃った。
前年覇者のタイトルホルダーは前走の
天皇賞(春)での怪我により出走しない。
そのせいもあってか、伏兵も足を忍ばせている状況だ。

∴データ解説

(☆)前走データ

前走が4着以内であった馬は3着内率が
27.1%と好成績を収めている。しかし前走が
5着以下であった馬は、15.1%とあまり成績が
良くない傾向にあるのだ。スランプに入っている馬は思いきって切るのもアリかもしれない。
また、前走が5着以内だった馬の距離別成績は前走が1600m or 3200mの馬が好走しているのだ。逆に1700m〜3100mが前走距離だった馬は、3着内率2.6%と成績が良くない。
このデータにイクイノックスは打ち破ることはできるのだろうか。 

(☆)歴代優勝馬の共通点

2019年度覇者:リスグラシュー、2020,21年度
覇者:クロノジェネシス、2022年度覇者:タイトルホルダー。この4頭には共通点がある。
それは「前年以降にG1(JRA)の優勝経験がある」、「通算出走数が19走以内」、「阪神競馬場でのG1レースで好走している」の3つの点だ。まずは「前年以降にG1(JRA)の優勝経験がある」点を今年の出走馬が満たしているかどうか見ていこうと思う。
(1)前年以降にG1(JRA)の優勝経験があるかどうか。

このデータには計7頭が当てはまる。
人気上位が予想される、イクイノックスや
ジェラルディーナも当てはまるのだ。
安定した成績を残せている馬は絡めてみるのもありかもしれない。

(2)通算出走数が19走以内かどうか。

このデータには計11頭が当てはまる。
やはり、このデータは比較的3,4歳馬が
当てはまりやすく、5歳馬にもなると少し
オーバーしてしまっているケースが多い。
年齢への衰えも懸念されるので若い馬を
買うのも一つの手かもしれない。

(3)阪神競馬場でのG1レースで好走しているかどうか。

このデータには計7頭が当てはまる。
昨年の菊花賞を勝ったアスクビクターモアや
エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナ
の2頭は阪神競馬場でのG1勝利経験がある。
逆に、イクイノックスは関西遠征への経験がないのだ。関西の競馬場に対する適正が
あるかどうかは怪しいところだ。

上記の3つの点を全て当てはまる馬は
「アスクビクターモア」1頭のみ。
近走は成績が奮われていないが、このレースを踏み台にG1馬の輝きを取り戻して欲しい。

(☆)阪神競馬場への適正有無

どれだけ強い馬でも競馬場への適正が
無ければ、勝てないことはある。
阪神競馬場への勝ち星があるのか、過去の
レースを元に分析してみようと思う。
────────────────────〈1枠〉
1番:ライラック
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
2番:カラテ
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
〈2枠〉
3番:ダノンザキッド
阪神勝ち:1勝
主な勝鞍:新馬戦
4番:ボッケリーニ
阪神勝ち:1勝
主な勝鞍:鳴尾記念(G3)
〈3枠〉
5番:イクイノックス
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
6番:スルーセブンシーズ
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
〈4枠〉
7番:プラダリア
阪神勝ち:1勝
主な勝鞍:未勝利戦
8番:ヴェラアズール
阪神勝ち:3勝
主な勝鞍:京都大賞典(G2)
〈5枠〉
9番:ジャスティンパレス
阪神勝ち:2勝
主な勝鞍:阪神大賞典(G2)
10番:ディープボンド
阪神勝ち:2勝
主な勝鞍:阪神大賞典(G2)×2
〈6枠〉
11番:ジェラルディーナ
阪神勝ち:3勝
主な勝鞍:エリザベス女王杯(G1)
12番:アスクビクターモア
阪神勝ち:1勝
主な勝鞍:菊花賞(G1)
〈7枠〉
13番:ジオグリフ
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
14番:ブレークアップ
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
〈8枠〉
15番:ユニコーンライオン
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
16番:モズベッロ
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
17番:ドゥラエレーデ
阪神勝ち:0勝
主な勝鞍:無し
────────────────────
見ての通り、今年の宝塚記念では、
阪神競馬場で勝利を上げている馬が少ない。
今回は、適正無しでもなんとかなるかもしれない。

(☆)年度代表馬のジンクス

昨年の年度代表馬:イクイノックス。
競馬界最強を欲しいがままにしているが、
年度代表馬には宝塚記念に対する
「ジンクス」がある。
それは、「昨年の年度代表馬は宝塚記念で敗戦しやすい。」というものだ。例であげると

・2022年:エフフォーリア
(勝馬→タイトルホルダー)
・2017年:キタサンブラック
(勝馬→サトノクラウン)
・2013年:ジェンティルドンナ
(勝馬→ゴールドシップ)
・2011年:ブエナビスタ
(勝馬→アーネストリー)

他にも数々の年度代表馬が宝塚記念で
破れているのだ。2022年度の年度代表馬は
このジンクスを破ることはできるのか。

∴Reitoの本命、穴馬予想

(☆)穴馬予想

今レースは、混戦模様では無いものの
3着には十分伏兵が潜り込む可能性がある。
今年も伏兵が数を揃えている。
その中での、穴馬本命馬は────

〈Reitoの穴馬本命馬〉
・ドゥラエレーデ

ドゥラエレーデはホープフルSの勝ち馬。
ホープフルSの時も、14番人気の伏兵で
制している。UAEダービー(G2)への
海外遠征も挑戦しており、初の海外遠征で
デルマソトカゲの2着に好走している。
一級戦でのダート戦で好走しているので、
並以上のパワーがあるのも好材料だ。
前走の日本ダービーでは、出走直後の落馬事故にて取消になったものの、調教では
タイムを更新する出来栄えだ。
また、斤量の差も大きい。これまで
3歳馬が何度も出走しているが、大きな壁に阻まれている。この馬がまたその常識を覆すのも、時間の問題だ。

(☆)本命予想

〈Reitoの本命馬〉
・イクイノックス

イクイノックスは昨年の年度代表馬。
今年初戦のドバイシーマCでは、いつもとは
違う積極的な逃げで、レコード決着。
見事、世界ランキング1位の座に着いた。
今まで、連対率100%と安定した成績を
残している。一強ムードが漂っているが、
「初の関西遠征」や「6月競馬での暑さ」等
まだまだ安心できない。しかし、
あの化け物じみた強さを発揮すれば、
レコード決着も十分にあり得るだろう。
この無敵の強さをまた見せて欲しい。

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