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yogiboはダメ人間をよりダメにするのか?

どーも、ダメ人間です。
とれくらいダメ人間かというと、給付金10万円の封筒が来ていることに今日気づきました。

そんなダメ人間が気になるyogibo。
「人をダメにするソファ」というキャッチコピーは本当なのか、元々ダメ人間であってもよりダメにするのか、手に入れて試してみました。

・到着


インターホンがなるとそこにはヤマトの配達員とその隣に玄関のドアにギリギリ入るくらいの白い長方体の物体。

配達員から渡された(正確にはそのまま置いておかれた)長方体のある一面には『yogibo』の文字が見える。これが、今から1か月前にヨギボーと対面した瞬間だった。
引きずりながら玄関のドアを通し、靴置き場の隣に横にして鎮座。乗っかって寝そべることができるダンボールの大きさに驚く。

その日はちょっと疲れていたのでそのまま玄関脇に置きっぱなしにした。

・2日目


起床。今日は仕事で外に出なくては行けない。玄関を通っていざ出勤と言うところで気づいた。倒れたビルのように横たわるヨギボーダンボールが行く先を邪魔している。ダンボールを足で踏みつけながら乗り越え、靴に向かってジャンプ。そのままドアを開け出勤する。
仕事を終え、帰宅するといきなり反り立つダンボール。今日も開ける気がしない。

・3日目


靴を履くために1度大きな障害物を乗り越えるというルーティンが楽しくなってくる。今日も開封することなく、会社へ向かう。

・1週間後


さすがに帰ってくるたび、なんで邪魔なダンボールがお出迎えしてくるんだとイライラしてくる。

・10日後


心の準備が出来たので、ダンボールを開封。ちなみにここでいう『心』は面倒くさがらない心のことだ。

出てきた黒い球体からは化学繊維の匂いがする。大相撲よろしく、ヨギボー関とがっぷりよつに組んでエアコンの風があたるスペースにすり足で運んでいく。
残った残った、残ったダンボールは中に入ってみるとちょうど頭が隠れるくらい。入ってみたのだが、これ以上の用途が見当たらず、ボコボコにしてゴミに出した。
この日はちょっとだるかったので、布団で寝た。

・12日後


できるだけエアコンを付けずに過ごしているんだが、今日はさすがに暑い。室内をぶらぶらしながら、涼しいところを探す。

そうだ、ヨギボーがあった。

・ヨギボー熱血先生説


座るでも寝るでもなく、体を預けるとでも言おうか、背中からヨギボーに吸い込まれに行った。ああ柔らかい。柔らかい、柔らか...熱ッ!

背中の接している面が熱い。
夏、溶けそうな体を持て余すダメ人間にヨギボーは熱さを叩き込もうとしている。
ダメにするなんてとんでもない、熱すぎてこれじゃ単なる熱血教師だ。ダメにしてくれない。

どうやら夏は、クーラーと組み合わせなくては意味が無いようだ。
この組み合わせでようやくダメにするという意味を理解する。うむたしかに。本を読もうと右手に持っていた本のページが不意に手の指から離れていってしまったり、ウトウトしているのを自覚する。

これこそ、人をダメにする、だ。

と思ったが、あることに気付く。

・彼は私の何を受け止めたのか


よく考えたら、いやよく考えなくても、ヨギボー襲来前から自分は布団で、もしくは椅子で、もしくはハンモックでウトウトしていた。本もなかなか読み進めることができなかった。俺、あんまり変わってないんじゃないか。ひょっとしてヨギボーはダメ人間にとってそのままでいいと肯定し、受け止め、受け入れてくれているのではないだろうか。

ありがとうヨギボー先生。その包容力にダメ人間の恒常性を発見することが出来ました。

結論:
ヨギボー先生はダメ人間を見捨てない, so far.


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