読書記録&雑記(2020.3)

3.3 湊かなえ『母性』(2015,新潮社)*

3.3 五木寛之『雨の日には車をみがいて』(1998,集英社)*

3.4 アンリ・ロワレット著/遠藤ゆかり訳『ドガ』(2012,創元社)*

3.5 ルイス・キャロル著/福島正実訳『不思議の国のアリス』(1980,角川書店)

3.5 ルイス・キャロル著/岡田忠軒訳『鏡の国のアリス』(1959,角川書店)

3.8 伊藤邦武『宇宙はなぜ哲学の問題になるのか』(2019,筑摩書房)*

3.8 シェイクスピア著/松岡和子訳『テンペスト』(2000,筑摩書房)

3.8 山下範久『教養としてのワインの世界史』(2018,筑摩書房)*

3.11 村上春樹『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』(2015,文藝春秋)*

3.11 ダニエル・マルシェッソー著/高階秀爾監修/田辺希久子・村上尚子訳『シャガール』(1999,創元社)*

3.12 ニーチェ著/丘沢静也訳『この人を見よ』(2016,光文社)*

3.14 西尾幹二『個人主義とは何か』(2007,PHP研究所)*

3.14 村上春樹『スプートニクの恋人』(2001,講談社)*

3.14 ヌヴィル・ローレ著/森田義之監修/遠藤ゆかり訳『フラ・アンジェリコ』(2013,創元社)*

3.14 吉本ばなな『キッチン』(1998,角川書店)*

3.14 ピエール・ババン著/小此木啓吾監修/小林修訳『フロイト』(1992,創元社)*

3.15 太宰治「葉」『晩年』(2005,新潮社)*

3.15 カズオ・イシグロ著/土屋政雄訳『わたしを離さないで』(2008,早川書房)

3.15 宮下奈都『羊と鋼の森』(2018,文藝春秋)*

3.15 最果タヒ『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2016,リトル・モア)

3.15 佐藤正午『月の満ち欠け』(2019,岩波書店)*

3.16 百田尚樹『偽善者たちへ』(2019,新潮社)*

3.18 川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』(2014,講談社)*

3.19 円城塔『道化師の蝶』(2015,講談社)*

3.20 恩田陸『クレオパトラの夢』(2015,双葉社)*

3.21 島本理生『イノセント』(2018,集英社)*

3.21 ロバート・ルイス・スティーヴンスン著/夏来健次訳『ジキル博士とハイド氏』(2001,東京創元社)*

3.21 加藤シゲアキ『ピンクとグレー』(2014,角川書店)*

3.21 辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(2012,講談社)*

3.21 伊坂幸太郎『魔王』(2008,講談社)*

3.21 梨木香歩『西の魔女が死んだ』(2001,新潮社)*

3.22 シャーリイ・ジャクスン著/市田泉訳『ずっとお城で暮らしてる』(2007,東京創元社)*✿

3.22 重松清『流星ワゴン』(2005,講談社)*

3.22 貴志祐介『青の炎』(2002,角川書店)*

3.22 ケストナー著/丘沢静也訳『飛ぶ教室』(2006,光文社)*

3.26 村上春樹『風の歌を聴け』(2004,講談社)*

3.26 村上春樹『1973年のピンボール』(2004,講談社)*

3.28 村上春樹『羊をめぐる冒険(上)』(2004,講談社)*

3.28 村上春樹『羊をめぐる冒険(下)』(2004,講談社)*

3.28 ショーペンハウアー著/鈴木芳子訳『読書について』(2013,光文社)*

3.29 早見和真『イノセント・デイズ』(2017,新潮社)*

3.30 原田マハ『キネマの神様』(2011,文藝春秋)*

3.30 伊坂幸太郎『モダンタイムス(上)』(2011,講談社)*

3.30 伊坂幸太郎『モダンタイムス(下)』(2011,講談社)*

コロナウイルス。それに伴う外出自粛。随分と厄介な事態になったものだ。とにかく毎日が退屈で仕方ないし、ずっと家にいるなんてどうしても息が詰まってしまう。準備していたことも、予定も、全部なくなってしまったし、テレビをつけても同じような報道しかしていない。

「こういう時は読書に耽るのが一番。」と知人に言われ、いつもより多めに本を買ったり借りたりして本を読んでいた。本を読むと、今まで点だったり、断続的な線でしかなかったものが繋がり始めるから面白い。頭の中で物語の世界が永遠に拡張されていく感覚がある。そういったことをずっと考え、耽っていても無問題なのだから、そういう意味ではこの在宅期間は良いのかもしれない。

インプットばかりしているせいか、無性になにかを始めたり、行動をしたいという衝動に駆られることが多くなった気がする。具体的には絵を描いたり、写真を撮ったり。先日はデーミアンの卵を割る鳥のイメージを描いたりした。あまり絵は上手くないが、これはこれで新しい趣味になりそうな予感がしている。写真は気晴らしに散歩をするときに、首に一眼レフをかけるようにしている。空を撮りながら気づいたらもう春だなぁ、と思う。

なんだか世間が慌ただしくて、こんなことを言っていると危機意識が低いなんて言われてしまいそうだけれど、今は文化に親しむ絶好のチャンスだと思う。家にいても、お金をかけなくても、青空文庫なんかで文豪たちが必死に書き上げた傑作を読める。便利な時代に生きていることを実感する。4月以降も自粛は続くだろうし、せっかくなので今まで読んでこなかった作家やジャンルを開拓してもいいかな、なんて考えている。紅茶やお菓子片手に時間を気にせず読書できる機会なんて少ないわけで。あ、もちろん、飲食の前は手を洗って、だけどね。

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