読書記録&雑記(2021.5)

5.3 小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』(文藝春秋,2011)*

5.4 小川洋子『やさしい訴え』(文藝春秋,2004)*

5.5 三島由紀夫『鍵のかかる部屋』(新潮社,2003)*

5.11 カズオ・イシグロ『浮世の画家』(早川書房,2019)*

5.12 平野啓一郎『あなたが、いなかった、あなた』(新潮社,2007)

5.13 小川洋子『海』(新潮社,2009)*

5.15 小川洋子『まぶた』(新潮社,2004)*

5.15 角田光代『平凡』(新潮社,2014)*

5.16 カミュ著/高畑正明訳『幸福な死』(新潮社,1976)*

5.16 岡本祐一郎『世界を知るための哲学的思考実験』(朝日新聞出版,2019)*

5.17 佐藤義之『レヴィナス』(講談社,2020)*

5.18 メルロポンティ著/滝浦静雄・木田元訳『眼と精神』(みすず書房,1966)*✿

5.19 島本理生『大きな熊が来る前に、おやすみ。』(新潮社,2010)*

5.22 中村文則『悪意の手記』(新潮社,2013)*

5.23 有川浩『別冊 図書館戦争1』(角川書店,2011)

5.24 有川浩『別冊 図書館戦争2』(角川書店,2011)

5.25 角田光代『真昼の花』(新潮社,2004)*

5.26 村上春樹『女のいない男たち』(文藝春秋,2014)*

5.28 鷲田清一『現象学の視線』(講談社,1997)*

5.29 石田衣良『うつくしい子ども』(文藝春秋,2001)*

5.8 ロン・ハワード『ビューティフル・マインド』*

5.8 フランク・ダラボン『ショーシャンクの空に』*

5.13 ロベルト・ヴィーネ『カリガリ博士』*

5.21 佐藤信介『図書館戦争』*

5.21 佐藤信介『図書館戦争 THE LAST MISSION』*

5.28 蜷川実花『ダイナー』*

5.28 白石晃士『不能犯』

5.30 英勉『賭ケグルイ』

とても大切な人と、ううん、私を私より大切にしてくれていた人と、お別れをしました。

4年前に、いいお別れの秘訣を教えてもらってから、私はいつもそれを実践してきた。
でも、お別れそのものがなくなるわけではないのだから、やっぱり悲しくて、しばらく落ち込んで、泣いてしまう。

しばらく日が経って今思うことは、みんなそれぞれに人生があって、それは独立していて他者の関与のしようのないことで、でもその道程が例え短い時間であったとしても出会い交錯し得たこと。そのことこそがなにもかもすべてで、その偶然にただ感謝する他ない。

まだ、話したこと、もらったもの、全部覚えている。私はすぐに記憶が夢や非現実と混ざって、曖昧になって、混濁し消えてしまうから。こうやって言葉にして残してみようとしたり。まだ今はきちんと感じられる温度を、しっかりと抱き締めて、直に訪れる真っ暗な海みたいなままならなさだって、覚悟を決めて生き延びていかなくちゃいけない、なんて。

少しずつ、自分のやり方で、いつか死んじゃうときまでなるべく苦しまずに生きていたい。

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