読書記録&雑記(2021.6)

6.1 伊藤亜紗『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』(講談社,2021)*

6.2 住野よる『また、同じ夢を見ていた』(双葉社,2016)

6.4 ジョージナ・クリーグ著/中山ゆかり訳『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』(フィルムアート社,2020)*

6.5 上橋菜穂子原作/武本糸会著『コミック 獣の奏者Ⅰ』(講談社,2014)*

6.5 上橋菜穂子原作/武本糸会著『コミック 獣の奏者Ⅱ』(講談社,2014)*

6.5 角田光代『それもまたちいさな光』(文藝春秋,2012)*

6.10 薬丸岳『友罪』(集英社,2015)*✿

6.12 中島らも『今夜、すべてのバーで』(講談社,2020)*

6.15 上橋菜穂子原作/武本糸会著『コミック 獣の奏者Ⅲ』(講談社,2014)*

6.16 上橋菜穂子原作/武本糸会著『コミック 獣の奏者Ⅳ』(講談社,2014)*

6.17 角田光代『空中庭園』(文藝春秋,2005)*

6.18 中村文則『迷宮』(新潮社,2012)

6.20 中村すえこ『女子少年院の少女たち』(さくら舎,2020)*

6.24 渡部周子『つくられた「少女」』(日本評論社,2017)*

6.25 山脇由貴子『出会いを求める少女たち』(信山社出版,2004)*

6.28 中田考『みんなちがって、みんなダメ』(ベストセラーズ,2018)

6.29 草薙厚子『となりの少年少女A』(河出書房新社,2018)*

6.30 中日新聞社会部『少年と罪』(ヘウレーカ,2018)*

6.6 本広克行『亜人』*

6.7 滝田洋二郎『ラストレスピ』

6.11 三谷幸喜『記憶にございません!』

6.12 武内英樹『翔んで埼玉』*

6.19 江口カン『ザ・ファブル』*

謝ることは、エゴだと思った。
『空中庭園』を、そして『友罪』から興味を持って少年犯罪についての本を読んだ感想である。

今まで耐えて、或いは憎む対象を持つことで保たれていた危うい拮抗を、不意の謝罪は簡単に壊してしまう。特に、親子間や肉親との間であれば尚更。

謝罪はした方がいいし、謝れるということは何より必要な能力だとも思う。
しかし、そこには謝る側のある種の「許されたい」「言って楽になりたい」という自分可愛さ故の無自覚な押しつけが含まれるという自覚を、持たなくてはいけない。(自戒を込めて)

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