読書記録&雑記(2019.10)
10.1 七尾与史「死亡フラグが立ちました!」*
10.19 ローランスデ・カール著/村上尚子訳「ラファエル前派」*
10.23 椹木野衣「感性は感動しない」*✿
10.24 朝霧カフカ「文豪ストレイドッグスDEAD APPLE特典小説」*
10.24 ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」*
10.24 茅真為「聖者伝説」*
10.25 中島敦「鶏」*
10.25 米澤穂信「氷菓」*
10.28 中田考「みんなちがって、みんなダメ」*
10.28 米澤穂信「愚者のエンドロール」*
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小説はコスパが悪い。文庫本なら1冊30分と少しで読み終えてしまう。新書なら、専門書なら内容理解に時間を要すからそんなことはないのに。
でもたまにこれだ、という瞬間がある。急に今まで見落としていたなんでもない表現にピントが合って逃れられなくなる瞬間がある。そしてその表現を深く味わう。その瞬間、ただその一点のために私は小説を読み続けている。革製品が使えば使うほど味が出るように本も再読するごとに別の気付きが得られると思う。そんな作品が私の中で名作と定義づけられる。
物語性を帯びていたい。日々の暮らしも、人生も。
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