見出し画像

趣味と娯楽は同じ?違う?

さて、自分の趣味とは何なのかを考えるに当たり、
まず手始めに「趣味」の意味を調べてみました。

教養や美的感受性に関係しないと趣味ではないの?

まずはこちらを参照させていただきました。
https://kotobank.jp/word/趣味-78244 
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

「広く教養や美的感受性を養うこと,それに役立つ活動をいい,読書,各種の芸術の鑑賞,職業としてでなく作品の製作を楽しむことなど」となっています。

この記述から「教養や美的感受性に関しない行動は趣味ではない」と読み取りました。

しかしながら、定義の最後に「など」とありますので「教養や美的感受性に関しない行動」は、この「など」で読み取るのかもしれませんね。

また、芸術に関係すれば【制作】も【鑑賞】も趣味に含まれるようです。

趣味 = 自分が無条件で楽しめること?

つぎにこちらを参照させていただきました。
https://uranaru.jp/topic/3149
「趣味」=「自分が無条件で楽しめること」となっています。

私にとって、この定義は「娯楽」と同じ意味に感じました。

そこで、三省堂国語辞典第三版でも「趣味」の意味を調べてみますと
「①そのものにふくまれる味わい、面白み。②(実用や利益などを考えずに)好きでしているものごと。③(選んだものごとを通して知られる)その人の好みの傾向」とあります。

この定義ですと、私が(仮に)探しているのは②に当てはまると思われます。
利益があってもそれが主目的でなければ趣味と言えそうです。
しかしながら、実用を考えて物を作る木工などは趣味と言えないのでしょうか?
カッコ書きで記載されているので、
「必ずしもそうではない。好きでしているものごとであれば、趣味である」
と言っている様にも見受けられます。

趣味 ≒ 娯楽 なのでしょうか?

同辞典にて、「娯楽」の意味を調べてみますと
「たのしみ。なぐさみ」とあります。

三省堂国語辞典第三版の、「趣味」と「娯楽」の意味に照らし合わせてみますと
(実用や利益などを考えずに)好きでしているものごとが楽しければ、【趣味=娯楽】となります。
好きでしているものごとが楽しくなければ、【趣味≠娯楽】となります。

「好きでしているものごとが楽しくない」とはどのような状態なのか、私には想像がつきません。
しかしながら、漢字の持つ印象からなのか、私には趣味と娯楽は何かが違う様に感じて仕方ありません。

定義ばかりを追っていますと、船出したばかりなのに暗礁に乗り上げてしまいそうです。
私が何に違和感を覚えるのかについては、少し時間を置き、追々考えてみます。

映画鑑賞は趣味/娯楽どちらなのでしょう?

しかしながら、皆さまに私の違和感を共有出来たらという思いから、ひとつ例を挙げさせていただきます。
映画鑑賞は趣味なのか?娯楽なのか?というような心の引っかかりです。

私には、映画鑑賞を「趣味と捉えても良い」と思うと同時に、「娯楽なのではないか」という思いもあるのです。そうであるならば、私は「趣味 ≒ 娯楽」と考えているかというと違います。「軍配が両者に上がり、心が二つに割れている」といった感覚です。

言葉の定義は時代を経て変わるものなのでは?

さて、前述で皆さまに議題を与えてしまった様で申し訳なく思います。特に映画鑑賞が趣味だと思われている方を不快にさせる綴りではなかったか?と少々心配しております。

しかしながら、言い訳をさせて頂ければ、言葉は抽象的なものです。概念です。何に趣きがあるかは時代、場所、個人により異なるものです。

何を趣味と呼ぼうと、ご自身がそう思えるのであればそれは趣味なのではないでしょうか?

今は趣味を探すという方角を目指しているだけ

私自身がそう思える何かを探しているのだと思います。私はその探しているものを2001年宇宙の旅のモノリスになぞらえ、現段階では趣味を探すという方向に針路をとっているということになろうかと思います。

羅針盤は読書を示している?

さて、趣味の定義の中に「読書」と具体的に明記されているものがありました。
これは大きな手掛かりなのではないでしょうか?もしかしたら羅針盤が方位を指し示し始めたのかもしれません。

次回の「2020年夢中の旅」は針路を読書にとる...かもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?