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SafetyNet APIからPlay Integrity APIに変わっていくらしい話。

Androidのデバイスを弄くり回すのが基本な自分ですが、Magiskを使ったroot化は欠かせない物になっています。デフォルトに戻すのも容易ですしね...これを使う理由はまだ存在しまして、ブートローダーアンロックを行ったデバイスは、SafetyNetという改ざん防止のAPIによって認証が通らなくなります。SafetyNetの問題を回避する為にMagiskを使っているという理由もあるのです。Magiskに「Universal SafetyNet Fix」というMagiskモジュールをインストールするとSafetyNetの認証がパスするようになります。

ある日、問題が起きました。パスをする状態になっているはずのPOCO F4 GTに「非接触決済が使えなくなった」と通知が表示されました。SafetyNetのチェックもしましたが、すべてパスをするので問題がないはずの状態です。「こいつで非接触決済は使ってないけど何で使用不能の通知?」とりあえずGooglePayのデータを一回消して設定のし直しで使える状態に戻りましたが、再び通知が出ていました...暫く何の理由だか不明のまま過ごしていたのですが、とある噂を耳にしました。

「SafetyNet APIを廃止してPlay Integrity APIにするってよ」

こいつが原因でした。SafetyNet廃止に関するソースはこちらです。Play Integrity APIについてはこちらでわかるのでそれを参照してください。この問題を回避するには、Magisk Hide PropsでfingerprintをAndroid 12以前の物に変更すると通るようになるのですが、POCO F4 GTにはAndroid 11のROMはありません。有り難い事に有志の方によって「Play IntegrityをサポートしたUniversal SafetyNet Fix」をリリースしてくれています。POCO F4 GTにこれをインストール後、使用不能の通知が出る事はなくなりました。

OnePlus9で何故か通らなかったCTSの問題もこれで直ったし、後にPlay Integrityの問題が起こるかもしれないので乗り換えた方が良いでしょう...

Universal SafetyNet Fix MOD (GitHub)
このMagiskモジュールがその後どうなったかについても書きました。

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