POCO F4 GTにXiaomi.eu焼きました。

POCO F4 GTを使って1年が過ぎてた感じです。「Stockなグローバル版をCustoMIUIzerで弄って使うのでいいや」となっていたのですが、「更新頻度が短いなと思う事が多くなった事」や「ストレージがパンパンになる寸前だった」ので一気に断捨離するついでにXiaomi.euのMIUIに乗り換える事にしました。

Xiaomi.euって何ですのん?

知らん人もいると思うのでざっくりと説明を。
Xiaomi.euとは非公式なMIUI、所謂派生です。これの特徴は5つ。

  • 中華版MIUIをベースにした物なので内容的に最新版(セキュリティパッチ含め)

  • 中華版MIUIをベースにしているが、GMS(Google)に対応&SafetyNet認証OK

  • それらに含まれているブロートウェア(不要な物)やXiaomiの謎通信をする物を排除済み

  • 中華版MIUIがベースだが、多言語に対応(グローバル仕様になる)

  • 本家MIUIに含まれてない機能が追加済み

という風に中華版とグローバル版のハイブリッドな感じになっているかつ、MIUIの毒を抜いて機能を強化をした物です。このXiaomi.euのROMが公開されていればグローバルで展開されていない機種もグローバルと同等な使い心地に上げる事も可能になります。

必要な物は

これもざっくり説明します。

  • Xiaomi.euの対象機(Redmi Note 10 JEなど一部は公開されていません)

  • Bootloader Unlock済みである(超重要というか基本)

  • fastbootとadbの環境が構築済みである

  • MiFlashでStock戻す、Magisk、TWRPの操作などの最低限な知識

  • BootloaderをRelockしない注意力(間違えると死にます)

という感じになります。最低限の知識ないのにeu ROM使っててアップデートの方法もロクに知らん奴いてビビりました。マジで最低限な知識は付けましょう。

Xiaomi.euのインストール

過去にMiMIX 2Sで使ってたのですが、知識が止まってたのでまとめます。
現在のXiaomi.euのインストール方法ですが、fastboot経由カスタムリカバリー経由の2パターンから行なう事ができる「ハイブリッド方式」になっており、自由度が高い構造になっています。
ですが、これには地味に罠がありました。おま環なのかもしれませんが、カスタムリカバリーでインストールを行なうのは初回のみ避けた方が良いと伝えておきます。カスタムリカバリーをインストールする為のコマンドを実行(fastboot boot ~)を実行後にfastbootでループをする問題が発生したという事が理由です。なのでXiaomi.euのROMを展開後にバッチを使ってROMを焼きます。

  1. デバイスをFASTBOOT画面にする

  2. windows_fastboot_first_install_with_data_formatを実行(データが初期化されます)

  3. fastbootでimgが焼かれて行くので終わるまで放置

  4. 完了後にそのデバイス専用のTWRPが起動される

  5. TWRPの言語設定やタイムゾーンを設定

  6. Magiskが必要な場合はTWRPからインストールできるのでそこで操作

  7. 再起動でシステムを選択でMIUIを起動

という感じでXiaomi.eu版MIUIとTWRPがセットでインストールされる構成になっています。アップデートを行なう場合はwindows_fastboot_update_romを実行または、内蔵のTWRPを起動でzipを指定してインストールでROMを更新する事が可能です。(つまり単体でもPCでも更新OKって事です)それぞれデータはしっかりと維持されます。

因みにXiaomi.euのROMですが、StableとWeeklyの2種類があります。基本的に選ぶなら後者を推奨します。バグの修正や機能の追加、セキュリティパッチの更新が頻繁にされるメリットがあります。また、今から記述するバリアブルフォントの問題もWeekly版で修正がされています。

Xiaomi.euをグローバル版寄りなUIに戻す

中華版とグローバルの複合型なのでどちらの仕様にもできますが、個人的にはグローバル寄りで使いたいので以下の設定をしました。

  • 既定だと中華フォントになるので原因となるバリアブルフォントを無効に設定

  • 通知のアイコンがアプリアイコンになるのでAndroidの既定となる通知アイコン(シルエットな物)に設定

バリアブルフォントの無効化

設定

マイ デバイス

詳細情報と仕様

MIUIバージョンを連打で開発者向けオプションを開放

追加設定

開発者向けオプション

「バリアブルフォントを使用」をオフに設定後に再起動

これでグローバル版と同じフォント表示となります。

通知アイコンをAndroidの既定に戻す

設定

通知とコントロールセンター

ステータスバー

「通知にアプリのアイコンを使用する」をオフ

で、Androidの既定となる通知アイコンに戻ります。

ここでもう一工夫…

ノーマルでも良いですが、ちょっとどうにかしたい所が残っているのでLSPosedをインストールからのCustoMIUIzer14をインストールでXiaomi.euのMIUIをカスタマイズする設定をしました。

  • NFCやイヤホンのステータスバーアイコンを右へ移動

  • バッテリーのパーセンテージの表示を調整

  • VoLTEアイコンを非表示

  • 音量の分離

など…これは個人で好きにカスタムすれば良いと思います。

【おまけ】Xiaomi.euの中華フォントが残った箇所の修正

GameSpaceなど一部のアプリで中華フォントが残る問題がありました。
なのでグローバル版と同等な表示を可能にするためにモジュールを作成しました。
AndroPlus氏のモジュールを弄ってRobotoとNotoSansJPに置き換えるようにしたモジュールになります。

Magiskでモジュールをインストール後に再起動でフォントが置き換えられます。

【更におまけ】VoLTEとWi-Fi通話の項目を解放

電話アプリに以下の番号を入力で表示されます。
Wi-Fi通話は日本では使えませんがVoLTEの表示はやっておいて損はないでしょう。

VoLTEの解放

*#*#86583#*#*

Wi-Fi通話の解放

*#*#869434#*#*

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?