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別れさせ屋の心理学⑪ -公平の魔力-

別れさせ屋の心理学第11回のテーマは【公平の魔力】をテーマについてお話しします。

私たちは小さいころから公平であることの重要さを教えられています。掃除の時間はみんなで掃除する、当番制で仕事を回すなど、作業分担をするという考えは潜在意識にしっかりと刻み込まれていて、私たちの行動や感じ方を支配しています。

この公平という考えを利用して相手をうまく動かすテクニックを紹介しますね。同棲している、結婚しているパートナーが家事をしてくれない…なんてことを例にしましょうか。

ゴミ出し、洗濯、その他なんにもやってくれない…でもケンカになるのが嫌で強く言えないのでどうしようか…
そんな時は、まず小さなことからお願いしましょう。テーブルを拭いておいてとか小さなことでも動かすということが最初のステップになります。

テーブルを拭くこともやってくれないんですが…という声が聞こえてきそうですね。ここで【公平】を使った潜在意識に働きかけるテクニックを使うのです。

私がお皿を洗うから、あなたはテーブルを拭いておいて」と言うだけで、相手の反応はずいぶん変わります。最初にお話したように、私たちは小さいことから公平であることを教えられているので、「私が○○をするから」と言われると「じゃあ自分は何をしようか」という発想が自然に出てきます。もちろん潜在意識から出てくるので本人はそのことに気がつかないで無意識に考えてしまうのです。

動かないものを動かそうとすると、たくさんのエネルギーが必要になります。やる気がないパートナーに自分から家事をやってもらうように説得する労力を考えたらイメージできますか?

まずはどんな小さなことでも相手を動かして、それをどんどん大きくしていく、これがコツになります。いったん動き出してしまったら今度は止めることのほうが大変になるので、そこまでいったらあとはしめたものです

これは応用しやすいテクニックなので、仕事でも使ってみるのはいかがでしょうか。

たとえば、わがままで仕事に熱心ではない同僚に仕事を頼まないといけないとします。「Aさん企画書を作るためのデータをまとめてほしいんだけど」なんて頼んだら、「なんで俺が?」みたいな態度を取ってくるかもしれません。

こんなふうに頼んでみましょう。「企画書は私が作るので、Aさんは必要なデータをまとめてくれませんか」こうすれば角は立ちませんし、自分が指示されている…なんてくだらないプライドも傷つきません。

もしAさんが「なんで俺がデータをまとめないといけないの?そんなことやりたくないよ」なんて言ってきたら、「じゃあ、私がデータをまとめるのでAさんは企画書を作ってください」と言えば、Aさんは自分が決めたと感じるので満足して企画書を書き始めます。

これから、他人に何かをお願いする時は「私は○○するから、あなたは○○して」という法則にしたがって伝えればいいだけ、簡単ですよね。

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