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ステルスマーケティングは何が悪いのか

別れさせ屋のステルスマーケティングって何?という声が聞こえてきそうですが、ここでは「業者もしくは業者に雇用されている人が、自分の身分を明かさずに特定の業者を紹介する行為」を別れさせ屋のステマと定義します。

ステマをしようとしている人がよく出没するのがTwitterなんですね。観察してみると、どうやら表向きは「別れさせ屋・復縁屋」に依頼しました、あるいは依頼検討中という設定で発信しているようです。

ちなみに怪しいアカウントとコミュニケーションをとって「あなたは業者のステマ活動をしていますか?」と確認してはいないので、本当にTwitter内に業者のステマアカウントが潜んでいるかはわかりません。あくまで私の個人的な意見になります。

ただ、相談者さんからの実際の声から集めた情報と、怪しいアカウントの発信内容とプロフィール情報を見るとこれは…という感じですね。

ステマ業者の特徴は、下のnoteで書いている内容にばっちり当てはまるので、Twitterで情報収集していて騙されたくない人はこちらをご覧ください。

一般的にはステマは悪いイメージを持たれています。これは消費者を欺き商品のPRを行うからですね。過去にはペニオク詐欺事件など大きな騒動となったこともありました。

Twitter内でのステマは、なしすまし型のステマに分類されます。本当に情報が欲しくて悩んでいる人を欺き自社のサービスを紹介する行為は悪であると言えます。結果、ステマが判明した企業は消費者から信頼されなくなります。

ではなぜ、そのようなリスクを負ってまでステマをするのか。別れさせ屋に限って言えば「業界の巨人に対抗できないから」、「騙してお金を取るため」の2パターンが考えられます。

業界の巨人に対抗できないの場合は、単純に資本力の差が大きすぎてネット広告では勝てないことにあります。「別れさせ屋」とネット検索してください、1ページ目に個人サイトは出てきません。広告の次に表示されるのもほぼ顔ぶれが決まっている業者のサイトですね。これは広告費にどれだけお金をかけれるかで決まるので、零細企業は対抗できないんですよ。

資本力のない零細企業はネットからの集客が出来ないので、ステマのような形で一本釣りを狙うしかないのです。あとはロングテールキーワードを使ってサイト流入を狙うか。この場合、大量のアクセスは期待できないのでどちらにせよ集客力は弱いです。

騙してお金を取るのが目的の場合は、網を張っておいてかかったらラッキーぐらいのスタンスです。やり方が雑なステマアカウントが多いのはこのことが影響していると思います。成約までの導線を考えていないので、作り込みが甘く、冷静に見れば違和感に気が付きます。

そしてどちらのパターンも工作について期待できないということが言えます。騙してお金を取るのが目的の場合は言わずもがなですが、零細企業の場合はなぜ工作について期待できないのでしょうか。

別のnoteで説明しているのですが、本気で調査・工作をするとそれなりのお金がかかります。そして別れさせ・復縁工作は長期化することから、
→ある程度のペースで新規客を取っていかないと採算があわなくなる
→新規客を増やせば工作に回す人員を増やさないといけない
→零細なので大量に人員を抱えられない
→結果、工作の質が落ちる

少し考えれば予想がつきます。
なお、業界の巨人たちは探偵業の特権を使った「調査業務」で業績を伸ばし、事業拡大の一環で「別れさせ・復縁」に手を出したと予想できます。零細の状態で事業を広げるのは仕事の内容とマッチングしていないので、お客様のニーズと合わないんじゃないのかなと思います。

大手はステマしないのか?という疑問がでると思いますが、「しない」と思います。理由は管理が複雑なわりに効果が薄いからです。

企業がTwitterでステマを行う場合、①従業員がアカウントを運用する②外注依頼してアカウント運用するのどちらかのパターンだと予想できますが、①の場合、従業員を使うとコスト高になるのでやらないですね。そして、①②両方に共通して言えるのが、成果を確認しにくいので評価に反映できない点が問題になります。実名で情報収集する人はいないでしょうからステマ経由の集客なのか判断できないんですよ。

これらを鑑みると、普通に広告出したほうが効率いいしステマやる必要ないよねという判断になります。

じゃあ検索1ページ目に表示される企業ならいいのかと考えている人はいませんか

そのように考えると騙されますよ!!

広告にお金をかけられる資本力がある企業=優良企業とは限らないからです。極端な話をすると、契約してまとまったお金をもらったら、工作をしない、もしくは短期間で失敗させれば利益率は上がります。利益が増えれば広告費に回せる、新規客を取れるという流れです。

業者選びは多角的な視点が重要です。1つの要素で優秀でも必ず疑い、別の視点で観察してください。

これまでの話を聞いて依頼するが怖いと感じた人、その通りです。依頼するのはリスクがありますし、本当に業務を行っている企業に依頼しても成功する保証はありません。依頼しないほうが賢明です。

それでもどうしても依頼して自分の中で決着をつけないと前に進めないという人だけは、時間をかけて考え抜いてそれでも依頼すると判断したときだけ依頼してください。

悪徳業者に騙されないための知識はこちらのマガジンにまとめてあります。本気で依頼しようと考えている人はご覧ください。


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