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別れさせ屋の心理学⑧-その気にさせる魔法のコトバ-

別れさせ屋の心理学第8回のテーマは【その気にさせる魔法のコトバ】についてお話しをします。

「○○して」とか「○○やっといて」とかそんなストレートな言い方をされたら、やってあげようと思わないばかりか反発したくなってしまいますよね。もう少し柔らかい表現にしてもお願いを聞いてもらうのは難しい…
そんな時、今回ご紹介するテクニックを使うとスマートに相手の心を導くことができます。

好きな人をデートに誘いたい。誘ってみたけど、相手はぜんぜん乗り気じゃなくて素っ気ない返事しか返ってこない。こういった経験はありませんか?
ここで必要なのは相手の心を開かせるコミュニケーションスキル。そう言われるとものすごく難しいような気がしてきます。

大丈夫です、別れさせ屋の心理学では難しいことは言いません。相手の心を開かせたい時は「例えば」という言葉を使ってください。

具体例を出してご説明しますね。あなたは好きな人を食事に誘いたい時に「今度ご飯にいかない?」のように誘っていませんか?これは普通のセリフです。相手の潜在意識に働きかけるには「例えば、今度ご飯にいかない?」と誘えばいいのです。

え?それだけ??と思いますよね。それだけです、とても簡単ですよね。簡単だからこそ人は無防備になるし、気が付かないうちに心に刺さるのです。

すべての言葉には【含み】があります。そして、言われた言葉の意味よりもそこに含まれた意味の方がいつだって重要な役割を持ちます。

今日は優しいね」と言われたら、どう感じますか?
「いつもは優しくないって言ってるみたい…」なんて感じませんか?
今日は”という些細な言葉の含みが強力であることがわかります。

例えば」という言葉の場合、「これはあくまでひとつの例だから簡単に考えて」という意味が含まれているのがわかりますね。

あくまでも「例えば」の提案なので、相手は安心して検討することができます。ここで注意しないといけないのは「これは例えばの話だから軽く考えてくれたらいいよ」みたいに色々と付け足さないことです。

これをやってしまうと相手の意識にブロックされてしまいます。あくまで【含み】で伝えるからこそ潜在意識にダイレクトに浸透するので、そこは間違えないようにしてください。

「例えば」という言葉に油断して、相手はあなたと食事にいくシーンをイメージしてしまいます。そうなればあなたの作戦は成功です。イメージは意志よりも強い力を持っていますので、まったくその気がなかった提案でも一応は検討してみる姿勢が無意識の中に出てきます。

忙しいからムリ」と相手が言ってきても、あきらめないでこう返してください。「そうだよね、もちろん忙しいよね。でも、もし食事に行くとしたらどんなところがいいかな

この場合は「もちろん」と相手の否定を受け入れます。そのうえで「もし」というワードを出します。「もし」は仮定の言葉なので「あくまでも仮定の答えでいいよ」という【含み】を持っています。

そのため「例えば」で、まだ抵抗の残る相手も油断してイメージしてしまうのです。でもこれって仮定の話でしょ?と思ってしまうのはわかります。

ここで大事なのは「約束を取り付けるか」ではなく「イメージさせることができるかどうか」です。あなたと一緒にいるシーンを何度もイメージさせれば、いつのまにか相手はあなたのことが気になってしまうからです。

あとは実践あるのみですね、”例えば”友達に試してみたらどうでしょうか?”もし”試す相手がいるとしたら誰でしょうか?


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