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【明日、大好きだった家を出ます】

今、引越のため荷造り中。

今いる東京の家が大好きすぎて、
気づいたら6年もいた。

そろそろ次の場所に行こうって思って
新しい生活の場所を探した。


今の家がとても快適で
交通に便利で、可愛くて、
設備も整っていて、周りの環境もいい。

だから新しい場所は、
今よりもっとよくならなきゃ。
もっと最高なところじゃないと。

もっと、もっと。

全部良いところじゃなきゃ。

気づいたら、
新しい住まいに希望する条件が
雪だるまのように膨れ上がっていた。

何度も足を運んで
出会う物件は、

「いいんだけど、ちょっとココがねぇ。。」

引越し先探しは困難を極めた。


友人の提案で
今までとは全く別なエリアを検討することになった。

そこは海と山が近い、
自然に囲まれた
とても心地のよいエリア。

だけど、

最寄りの駅からバスで30分も離れたところ。
車がないとちょっと大変。

でも、
とても居心地がよい。

私の心は喜んでいる。

「バスで30分生活も、ありかもなぁ。」


この時に、
私が絶対に手放せないと思っていた
条件のひとつが大きく揺らいだ。

そして、自分が
今よりも条件が悪くなってはいけないと

理想をガチガチに
握りしめていたことに気づいた。

そして、誰の目から見ても
「いい物件」じゃなきゃいけなくて
それが理想の肥大を加速させていたことにも。

「そりゃ、見つかんないよなぁ。」


そこからの物件探しは、
膨れ上がってマヒした理想を
ひとつひとつ手放していく作業だった。

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自分にとって
何が本当に大事で
譲れないのか。
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結局、ココにする、と決めた家は、
最初の条件から大きく変わり、

とても心地よさを感じる代わりに

駅から遠いし
畳の部屋もあるし
築年数もかなり経っている。

ぱーっと見て決めたから、
後から洗面台がないことに気づいたし。。

でもそれって、
洗面台がなくても気づかないくらい
ホントはどうでもいいことだったということ。

そんなもん、
後からどうにでもなる。


正直、足りないものや
問題なんて山積みだ。

でも、

その問題をどうやって解決しようか
ニヤニヤとしている私がいる。

DIYで自分好みに手をかければ
クリエイティブな格好の遊びになりそう。


もはや
問題は問題ではなく、
余白であり、
チャームポイントだ。

結果、私にとっては、
最高にいい物件。


実は、一度内見して
「いいかも」って思ったんだけど、
他にもっとあるんじゃないかと欲出して
一旦保留にしたけど、

他の物件なんてなかったよね。

そんなもんだと思う。


結局、本当に大切なものなんて、
ほんのわずかしかなかった。

自分にとっての最高は
他の人にとっての最高とは違った。

そして、大切なものは全部
もう目の前にあったことに気づいた。


まとめると、
削ぎ落としたらめちゃハッピーになった。

足るを知った引越し。

だから今、とても幸せである。


新しい家で、
楽しい暮らしが始まりそうで

今、とてもワクワクしている。


明日、引越し。

今からお世話になった氏神様へ
ご挨拶にいってこよう。

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