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『英文法、ネイティブが教えるとこうなります』は、ネイティブの言語感覚がわかる良書

おはようございます。
LGBTQ+ライターのなつめれいなです。

学生時代、英文法に悩まされた人は多いと思います。私は、英語が得意科目だったので、それほど苦しめられることはありませんでした。それでも、無味乾燥な感じはありました。もちろん、英語を理解する上で文法が大切なことはわかってはいるのですが……。

そんな人が、英語を学び直すためにおすすめの本が、『英文法、ネイティブが教えるとこうなります』です。

先に紹介した『学校では教えてくれない! 英文法の新常識』と合わせて読むといいと思います。2012年には、続編として『英文法、ネイティブがもっと教えます』が出ているので、こちらも読んでみてください。

ネイティブスピーカーから見た文法の解説

本書の著者は、デイビッド・セイン氏です。彼は、日本で多くの人に英語を教えていますが、その経験から「文法的には正しいものの、ネイティブには通じにくい英語を話している」という感想を持っていました。

そこで、「使える」「通じる」英語を効率的に身に着けられるように書かれています。

もうひとりの著者は、森田修先生です。森田先生は東京外国語大学出身で、英語学習師の記事や語学書などの執筆に関わっています。

この二人がタッグを組んだ著書です。

「冠詞」にもいろいろな使い方を紹介

私たち日本人が戸惑うものとして、冠詞の使い方があります。実際、英文を作る時に『ここは"a/an"かな? "the"かな?』と迷ったことのある方もいるでしょう。

こういった冠詞の使い分け方がわかりやすく解説されています。

その他にも、人名に"A"をつけると、「不特定多数の〇〇さん」という意味になるなど、私たち日本人の感覚にはない、冠詞の使い方も説明されているなど、親切な構成です。

「時制の一致の例外」など意外な盲点も解説

本書内では、「時制の一致の例外」や『"can"と"be able to"の違い』など、ネイティブにしかわからない英語の感覚が、解説されています。

その他にも、学校の授業で習った助動詞の使い方、前置詞の使い方など、英語を話す上で間違えやすいポイントが書かれているなど、目からウロコです。

最後に

「英語を話せるようになりたい」もしくは、「TOEICでいい点を取りたい」など、英語を学習する上で目標にしている人は多いと思います。

しかし、英文法を学び直そうという人は意外と少ないのです。

私たちに日本語の文法が染みついているように、英語のネイティブスピーカーには、英文法が染みついています。つまり、意識しなくていいわけです。

しかし、日本人は英語のネイティブスピーカーでない以上、正しい英文法を身につけなければ、英会話やビジネス英語を身につけたり、各種資格試験でいい得点を取ったりできません。

本書は、ネイティブの言語感覚を身につけたい人に、おすすめしたい本です。

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