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米国でのスパム電話対策

米国での電話番号を入手して以来、多いときは毎日のようにスパム電話が。電話を受けたら無言だったり謎の中国語が流れたり…。iPhoneだとスパム電話の場合spam riskと表示されることも多く、電話を取らなければ問題ないといえば問題ないのですが、ネットやガス、電気の契約などの重要な電話が紛れてしまうのは、やはりかなり困りました。

ネットで色々調べ、みなさまのお知恵をお借りして、てきめんに効果があったのが、National Do Not Call Registry。

Do Not Call Registryの登録画面

こちらは、アプリなどのダウンロードも不必要、無料で登録できます。自分の電話番号について、Telemarketing callsつまりセールス電話をかけないでほしい電話番号である旨、登録できる制度です。

登録方法もごく簡単で、ページ右側の「Register Your Phone」から電話番号とメールアドレスを入力、メールが届いたらリンクをクリックして登録終了です。

安心なのが、公的機関であるFederal Trade Commission(FTC:米国連邦取引委員会)が運営していること。違反企業には罰則制度もあり、2003年から運用されているようです。FTCのウェブサイトでも、「Report scams and illegal robocalls. Reporting helps law enforcement and investigators stop scams and illegal robocalls. Report scams at ReportFraud.ftc.gov and report illegal robocalls at DoNotCall.gov.」と消費者向けの注意喚起が。

ただ、こちらのDo Not Call Registryはセールス電話のみ有効であり、チャリティ・政治活動・借金回収・調査などの電話は引き続きかかってくるよ、とのことです。今のところそういった電話はかかってきていないけど、選挙シーズンになると変わるのかも。

日本だともはや電話営業は消滅したのでは?くらいに思っていたので(詐欺とかは根強くあるけど…)、アメリカでテレマーケティングがまだ現役ということ自体が意外だなとも感じています。

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