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開催レポート12「パパ育休 2.0」

こんにちは。れいこう麗澤会では1月16日〜20日にかけ、オンラインキャリアトークという無料のキャリアイベントを実施しています。今回は1月19日(火)に実施した「パパ育休 2.0」の開催レポートをお送りします。なおこのレポートは大学生サポーターの<タナカマリナ>さんが執筆してくれました!

講師紹介 

大場健貴
3人の子どものパパ
2020年6月、双子が生まれたことを期に育休を取得。

成川献太
3人の子どものパパ
現在1年間の育休中。育休を通して応援型出版プロジェクト「パパ育休2.0」に挑戦中!

話の内容

はじめに

 皆さんは、育休という制度についてどれ程知っているであろうか。女性は出産前後身体が大きく変化するため、産休として育休取得をする人が多く、育休は身近な存在であると思う。しかし、男性はどうだろう。出産前後、男性は身体の変化はない。しかし、現在男性で育休を取得したいと考えている人は全国で80パーセントにものぼる。では、男性は育休を取得する理由、そして魅力は何だろうか。

男性が育休を取得する理由

・妻が職場復帰したかったから。
・社会の中でも貴重な存在になりたかったから。
 人と違う行動を好む性格をしているので(笑)
・環境を変えたかったから。
同じところに留まることができない性格をしていることから、仕事に留まり続けるのではなく、子育てに関わりたいと考えた。
・妻をサポートしたいと考えたから。
・家族と触れ合える時間が増えるから。

「パパ育休」の魅力

・夫婦の関係が以前と比べてとても良くなる点。
 今までほとんど一人で家事をこなしてきた妻の辛い気持ちを理解できるようになる。家事をする夫の好感度はとても高い。
・妻に感謝する機会が増える!
上記にもあるが、自分が家事をするようになってから妻の気持ちが分かるようになる。
・毎日が充実する。
子どもの様子や気分は毎日異なるため、同じ一日を二度と経験することはない!毎日が新発見である。
・家族を見直すきっかけが増える。
育休取得前は、仕事で忙しいことに逃げていた。仕事から帰ってきてから子どもの寝顔しか見れない日もあった。育休取得後は、夫婦二人で子どもたちを育てていることをより実感できるように。
・新しいことに挑戦できる。
育休中に、子どもたちと自分でYouTubeの動画配信をはじめるなど、今までに経験したことないことに挑戦する時間が増える。

「パパ育休」はこのように、育休を取得した人にしか分からないたくさんのメリットがある。続いてお給料面や育休期間についてである。

お給料の八割程度貰える。

 例えば、手取り月約35万円であれば育休取得後は約28万円いただくことができる。
 育休を取得するとお給料が減少してしまうことを恐れて、育休を取る事に悩んでいる人が多いと思う。しかし、付き合いなどの支出も減るので実はそんなに

さいごに

 現在、育休を取得している男性は全国で7パーセントと少ない。それは「家族計画」を行う家庭が減ってきていることもあり、「育休取得」の話がなかなか挙がらないという理由も挙げられると考える。近年「少子化」と叫ばれている日本で、子どもがいる家庭を少しでもサポートできる国づくりをしていかなければならない。そして、「パパ育休」がその第一歩になると思う。これからの令和の時代に「パパ育休」は当たり前の存在になるかもしれない。

こんな質問が出ました

・教員です。授業内で「家族計画」の話をしますが、偏見や個人的な価値観が入ってしまうため、教えずらいです。
→確かにそうですね。これもまた個人的な(成川さんの)見解になりますが、結婚、妊娠、出産を機に女性は一気に不平等になるようなきがします。女性は家事や育児、男性は外で仕事をする、キャリアの断絶をするのは女性であることが当たり前になってしまっています。しかし、これからの中高生にはそんな社会を見せたくありません。「パパも普通に育児するよね?」「男性もキャリア断絶してもいいよね?」そんな社会を目指すために「パパ育休2.0」の活動をしています。

・育休を取りやすい職業は何ですか?
→公務員が取りやすいと思います。子ども一人あたり1年間約250万円いただくことができます。

その他視聴者の方々からのコメント

・今の彼氏は、「結婚して子どもが出来たら育休を取りたい」と話していたため、とても安心しました。

・女子大生です。高校生の時、家庭科の授業で「女性は寿退社や妊娠・出産により退社し、子どもが大きくなってからまた会社に就職しようとすると、仕事を続けた場合と比べて給料がすごく低くなる」ということを教わりました。その話を聞いて「私は結婚しても出産しても仕事は辞めたくないな」と思いました。そのために、将来パートナーには育休などを積極的に取ってもらって一緒に育児をしていきたいと思っています。

感想・まとめ

 実際に育休を取っている「パパ」からのお話を聞く非常に貴重な体験をすることができました。私の中でも未だ「女性は家庭仕事や育児、男性は会社へ行く」という固定観念が定着していました。疑問に思うことなく、当たり前のことであると感じていました。しかし、今回の講演を通してその考え方はあくまでひとつの考え方であって、当たり前のことではないことに気付かされました。男性が仕事を離れ、家庭仕事や育児を行っても良い、本当にそう思います。この記事や、応援型出版プロジェクト「パパ育休2.0」がより多くの方々の目にとまり、他人事ではなく自分たちのことであると考え直すきっかけになると嬉しいです。


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